【今週のドイツ語】den Bock zum Gärtner machen
den Bock zum Gärtner machen
デーン ボック ツム ゲルトナー マッヘン
den Bock はヤギ(雄)、zum Gärtner で「庭師に」、machen はここでは「する」なので、直訳は「ヤギを庭師にする」となります。
きれいに生えそろった芝生や草花のある庭を美しい状態に保ちたいときには、プロである庭師の方に手入れをお願いするのが一番です。でもその庭師にヤギを任命してしまったらどうなるでしょう。
ヤギは、芝生を踏みつけるだけではなく、草の根まで食べてしまうのだそうです。そのためヤギを庭師にしてしまったら、庭をきれいにしてくれないどころか、芝生はなくなり、荒れ果てた庭になってしまうでしょう。どう考えてもヤギは適任ではありません。
つまり「ヤギを庭師にする」とは、「その人に向いていない仕事を任せる」、「損害を与える(逆効果になってしまう)人に何かの世話を任せる」という意味の慣用句です。
【今週のドイツ語】
またまた増刷決定!これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
「見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑」 というタイトルで、このサイトで初期から連載をしてきたものを、大幅に加筆修正し、さらに詳しくわかりやすく、そして面白く、例文や関連用語なども載せて紹介しています。
画像をクリック、または「ドイツのことば図鑑」で検索してみてね!