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【今週のドイツ語】jemanden mit ins Boot holen

【今週のドイツ語】jemanden mit ins Boot holen

英語では、同じ(困難な)状況や境遇にいることを "be in the same boat" 「同じ船に乗っている」と例えるそうです。

日本語には、もともと中国から来ていますが、「仲の悪いものどうしが同じ場所に居合わせること。また、敵味方が共通の困難や利害に対して協力すること(広辞苑より)」という意味を持つ「呉越同舟」という四字熟語があります。

多少の意味の違いはあれど、様々な言語で、人が同じ境遇や場面にいることを「船に乗る」と例えるように、ドイツ語にも船にまつわる言い回しがあります。

(jemanden) mit ins Boot holen

(イェーマンデン) ミット インス ボート ホーレン

 

jemanden は「誰かを」という意味なので、実際に使うときにはここに人が入ります。

mit は「一緒に」、ins Boot で「ボート(小舟)の中に」、holen はここでは「連れて来る、呼んでくる」という意味なので、直訳すると「(誰かを)ボートに連れてくる」となります。

ボートからわかるように、海軍から生まれた言い回しだと言われていますが、このボートは決して泥舟ではありません。一緒に乗っている人たちは、共に沈みゆく運命にあるわけではありません。

ボートは、今目の前にしている、取り組もうとしているプロジェクトや課題、問題などを表しています。そして、誰かを連れてくるのは、プロジェクトや課題の成功をより確実なものにするため、より良い結果を求めてのことなのです。

例えば、低迷続きの野球チーム。5年連続Bクラスで監督もついに解任されました。そんな時に他チームとはいえ長年第一線で活躍していたある大物ベテラン選手が引退を発表。彼がもし、このチームでコーチを引き受けてくれたら、きっと来シーズン以降は良い結果につながるはず。こんなとき Wir wollen ihn mit ins Boot holen. 彼をぜひボートに連れて来たい!と言うことができます。

 

【今週のドイツ語】

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ドイツ大使館 広報部の職員による投稿です。

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