子どもたちも大好きなドイツのイースター
毎日うす暗いグレーの空。
そんな長〜〜いドイツの冬もやっと終わりが・・・!
やっぱり人間はお日様の光が必要です・・・。
暖かい日もふえてきて、春らしくなってきました。
春のビックイベントといえばイースター!
ドイツ語ではOstern(オースターン)と言います。
特に子どもたちにとって、とても楽しいイベントです。
息子たちも数週間前から「ママ、あと何回寝たらオースターン??」と聞くようになりました。
今回は子どもと過ごすドイツのイースターについてご紹介します!
もくじ
Ostern(オースターン)って何?
日本ではまだ馴染みのないイースター。
キリストが十字架にかけられて亡くなり、その3日後に復活したことを祝う「復活祭」です。
ハロウィンなどと違い、イースターの日にちは毎年変わります。
復活したのが日曜日だったことから「春分の日以後の満月より後にくる最初の日曜日」とされています。
毎年3月に入ると「今年のイースターは何日だ?」とネットで調べています。
2024年のイースターは3月31日だそうです。
またEaster(イースター)という名前は、ゲルマン神話に登場する春の女神「Eostre(エオストレ)」にちなんで名付けられたといわれています。
ウサギと卵だらけのイースター
イースターのシンボルといえばウサギと卵。
ドイツ語では、イースターバニーを
「Osterhase(オースターハーゼ)」
イースターエッグを
「Ostereier(オースターアイアー)」言います。
「卵」は生命のはじまりの象徴、
「ウサギ」は一度にたくさんの子供を産むので子孫繁栄を象徴しているそうです。
イースターが近づくと、とにかく至る所でかわいいウサギとカラフルな卵を見かけるようになります。
お庭の木にイースターエッグを飾ったり、
窓からウサギが覗いていたり、
スーパーやお店もイースター一色になります。
子どもたちのイースターエッグ探し
子どもたちにとっての一番の楽しみはOstereier suchen(オースターアイアーズーヘン)。
イースターエッグ探しです。
いい子にしていると、Osterhase(オースターハーゼ)がチョコやプレゼントを隠して去っていきます。
うちのマンションは三階建てで、小さな共用のお庭が1つあります。
下の階のおうちには小さな男の子が3人いるので、イースターの数日前になると下の階のママさんに今年のイースターは小さなお庭でやるのか、じいじばあばのところでやるのかまず確認を取ります。
もし同じ庭でやる場合は、話し合って時間を少しずらさなければいけません。
お互いのチョコやプレゼントを子どもたちが同時に探し始めると確実にカオスになります。
田舎であればお庭も大きくて、隠すところはいくらでもあります。
でも、大きな都市に住んでいて自分達のお庭がないおうちは、公園に行ったりお家の中でイースターエッグ探しをするそうです。
イースターはクリスマス同様、パパやママは準備や当日も色々と工夫しなければいけません。笑
でも子どもたちが一生懸命イースターエッグを探す姿はとにかく可愛いです。
お義母さんのお友達夫婦のイースター
私はイースターで好きな話が1つあります。
お義母さんのお友達ご夫婦は、もう二人の子どもは巣立ち長い間二人暮らしをしています。
本当に優しくて、私も大好きなお二人です。
二人はよく近くの小さな山や葡萄畑を散歩します。
イースター当日は、小さくてカラフルなイースターチョコを少しだけポケットに入れて散歩に行き、他の人もよく通る散歩コースに誰かに見つかるようにそっと置いて行くそうです。
遊び心があって素敵だなあと、フッと笑ってしまいました。
アドベントカレンダーやクリスマスマーケットのように、いつか日本でも子どもたちがイースターエッグ探しをするようになるんじゃないかなと思っています。