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ドイツの乳幼児健診〜U9〜

ドイツの乳幼児健診〜U9〜

こんにちはtomomiです。

インスタグラムではドイツ生活でのささいな出来事や、日常で使うドイツ語をイラストと一緒に紹介しています。

うちの長男のかーくんは、現在5歳です。

先日かーくんと、子ども病院で乳幼児健診「U9」を受けてきました。

今回はドイツの乳幼児検診、そして私とかーくんの健診の様子についてお伝えしたいと思います。

 

もくじ
1. U9ってなに?〜ドイツの乳幼児検診システム〜
2. 問診票
3. 印象に残った質問
4. かーくんの検査の様子
5. 頑張ったご褒美
 

U9ってなに?〜ドイツの乳幼児検診システム〜

 

ドイツでは生まれてから5歳まで、10回の健診を無料で受けることができます。

U1とU2は出産した病院で、U3からは小児科(または家庭医)で診てもらえます。

スケジュールは以下の通り。

U1(生まれてすぐ)
U2(産後3日〜10日)
U3(生後1ヶ月前後)
U4(生後3ヶ月前後)
U5(生後6ヶ月前後)
U6(1歳)
U7(2歳)
U7a(3歳)
U8(4歳)
U9(5歳)

初めての健診の時にKinderuntersuchungsheftという黄色い健診冊子をもらい、毎回医師がその冊子に健診結果を書きます。


 

定期的に無料で診てもらえるのはありがたい!

かーくんにとって、今回は最後の乳幼児健診でした。

 

問診票

 

予約時間の朝8時、いつも行っている子ども病院へ到着。

朝8時・・・相変わらずドイツの病院は開くの早くてびっくり。

受付で問診票を受け取り、待合室へ。

渡された問診票がこちらです。


 

文字がぎっしり書いてあるA4用紙が3枚

普通に読んでわからない単語を調べていては絶対に間に合わないので、
google翻訳のアプリで問診票の写真を撮って、質問に答えていきます。

名前を呼ばれる前にこれを全部埋めなければ!!!

 

 

 


 

 

と少し前の私は必死になっていました。

 

 

でももう私は知っている

 

 


名前が呼ばれるまでにこの問診票が終わってなくても全然大丈夫なことを!笑

 

埋まっていないところで重要な部分は、
結局最後に医師に全て質問されるのでそれに答えればオーケー。


 

最後の健診ともなれば母ちゃんも色々とわかってきて、
のんびりと問診票に答えます。

 

印象に残った質問

 

今回もですが、今までの健診を通して印象的だったのは、子どもがある程度大きくなってくると医師や看護師に

 

「かーくんは夜一人で寝ることができますか?」
「自分のベッドで朝まで寝ていますか?」

といった質問をされること。

 


 

日本ではお医者さんはこの質問はしないだろうなあと毎回思います。

「子どもがどうすれば自分の部屋の自分のベッドで寝れるか」

ということをママパパたちが、子どもが赤ちゃんの頃から試行錯誤をしている印象です。

先日近所のママさんに、この質問は私にとっては興味深かったよ〜と話すと

「確かにドイツではそうかもねー。うちの子(4歳)もなかなか一人で寝れなかったけど、ドリームキャッチャーを置いて、これが怖い夢を全部とってくれるよって言ってから自分の部屋で寝れるようになったわ。まあ、でも別にそうしなきゃいけないわけでもないし、国によって全然違うし、tomomiがやりやすいようにやったらいいと思うよ〜」

と言っておりました。

うちの子ども部屋には一応一人一台ずつベッドがあります。

でもいっくん(3歳)は自分のベッドで寝たことがないし、
かーくん(5歳)もよく夜中にママのところへ来て、
結局川の字になって寝ています。笑


 

かーくんの検査の様子

 

早速健診が始まります。

今回は真顔のキリッとした看護師さんが担当。

 

絵を見ながら動物や物の名前を答えたり、

夏と冬はどっちが寒い?というシンプルな質問に答えたり、

描いてある絵を真似して描いたり、

 

ちょっと恥ずかしそうにしながらも、順調に頑張るかーくん。


 

看護師さんとの健診が無事終わると、
今度はパンツ一枚になって、診察室でお医者さんを待ちます。

私たちが行っている子ども病院の診察室には、大きな消防車の診察台があります。

 

かーくんに頼まれ、奥の助手席に座るわたし。

 

嬉しそうにパンツ一枚で運転するかーくん。

 

そこへお医者さんと看護師さん入室。

 

あんなにキリッとしていた看護師さんがブハッと笑ってくれました。


 

小柄じゃないとあの助手席には座れないので、そこにいたママは珍しかったのかも知れません。

聴診器で胸の音を聞いたり、ケンケンができるかなどをして…

無事健診終了!

かーくんお疲れ様!

 

頑張ったご褒美

 

私たちが行っている子ども病院には、小さなSchatzkiste/シャッツキステ(宝箱)が受付の裏に置いてあります。

Schatzkiste(シャッツキステ)の中には小さなおもちゃやシールが入っていて、
注射を頑張った子は、好きなものを一つ選ぶことができます。

お医者さん「今日は健診頑張ったから、Schatzkiste(シャッツキステ)から一つ選んで帰ってね」

かーくん「わかった!!」

かーくんは大喜びで、宝箱から小さな飛行機のおもちゃを一つ選んでいました。

予防接種などのとき、「頑張ったらSchatzkiste(シャッツキステ)の選べるよ〜」と言うと嫌がりながらも病院に着いて来てくれることがあるのでとても助かっています。

こうしてかーくんのU9が無事終わりました。

 

もう来年は小学生。

成長はとっても嬉しいけど、幼稚園生活ももうすぐ終わるのかと思うとすこし寂しい気もします。

 

 

tomomi

イラストレーター。広島県出身。現在は南ドイツの小さな町在住。ドイツ人夫との結婚を機にドイツ語ゼロの状態で2017年に移住。ドイツで出産を経験し、2歳と4歳の男の子の育児に奮闘中。Instagramではドイツ語での日常会話や、日々の出来事をゆるいイラストと共に紹介しています。

Instagram : https://www.instagram.com/tomomi.illust/

tomomi