【今週のドイツ語】Saftladen
本当に毎日毎日、暑い日が続きますね。外に出るとすぐに汗が吹き出すほどのこの暑さでは、水分補給が欠かせません。熱中症を防ぐ意味での水分補給には、お水や経口補水液、スポーツドリンクなどが適しているそうです。みなさん、こまめな水分補給をお忘れなく。
でも、今日紹介するのはこちら。
Saftladen
ザフトラーデン
Saftはジュース、Ladenはお店という意味なので、直訳は「ジュース屋」さんです。でも様々なジュースを売っているお店のことを指すのではありません。
この言葉が初めて使われたのは今を遡ること約200年前、19世紀のことです。様々な味の薬がボトルに入れられ売られていたことから、当時の人々は薬局のことを冗談交じりに「ジュース屋」と呼ぶようになったそうです。
その後、いつしか薬局だけではなく、バーや居酒屋、リカーショップなど、アルコールを販売するお店のことも「ジュース屋」と表現されるようになりました。当時アルコールを取り扱うお店は特に評判が良くなかったことから、この言葉にネガティブな意味が加わりました。
こうして現在では、そこで何が売られているかは関係なく、経営状態の悪い店や品質の悪い商品を売る店、店員が不親切な店など、一般的に評判の悪い店や会社のことをSaftladenと言うようになりました。
例)
Ich kaufe nie wieder in diesem Saftladen ein.
僕は二度とこのひどい店では買い物しない!
【今週のドイツ語】
またまた増刷決定!これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
「見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑」 というタイトルで、このサイトで初期から連載をしてきたものを、大幅に加筆修正し、さらに詳しくわかりやすく、そして面白く、例文や関連用語なども載せて紹介しています。
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