子どもと行くドイツの図書館〜4歳の息子が楽しみにしているもの3つ〜
こんにちはtomomiです。
インスタグラムではドイツ生活でのささいな出来事や、日常で使うドイツ語をイラストと一緒に紹介しています。
私は息子たち(4歳・2歳)と、2・3週間に一度図書館へ行きます。
家から図書館までは車で約15分ほど。
小さな街の、普通サイズのアットホームな図書館での様子をご紹介したいと思います。
=目次=
・ドイツ語で読み聞かせ・息子の楽しみ1:ボードゲーム
・息子の楽しみ2:toniebox(トニーボックス)のフィギュア
・息子の楽しみ3:Wimmelbuch(ヴィメルブーフ)
・ドイツの図書館で見つけた日本
ドイツ語で読み聞かせ
図書館に着くと早速かーくんもいっくんもそれぞれの気になる絵本を見つけます。一人で勝手に椅子に座って読む時もあれば、「ママー読んでーっ」と持ってくることも。
図書館での読み聞かせ。
もちろんオールドイツ語。
2歳のいっくんの持ってくる絵本は大体絵が多めなのですが、
かーくんはもうすぐ5歳なので結構なボリュームの絵本を持ってくることもあります。
ドイツ語の発音や、文章を読むリズムにまだ自信のない私はかぎりなーく小さい声で読んでしまいます。
きっと誰も気にしていないんですけどね。笑
宇宙の本や体の仕組み系の本などを持ってくると、知らない単語ばかりでえーーーっと?なることも。
かーくん「ママー!これ読んで(体に入ったバイキンを体内でやっつける話)いまよんでー!!!」
私「おおおん、、、(むむ、、、今日は難しそうなの持ってきたな)」
私「〜gefährliche Keime….Keime??カイメ?って読むんかこれは?カイメってなんだ?(とりあえず読み進める)」
読んでいる方も聞いている方も内容を理解していないという現象が時々起きます。
途中でこれは無理だと判断した場合は「これは長いから借りて家でゆっくり読もうねー♪」と促します。
母、ドイツ語がんばります….。
*gefährliche Keimeは「危険な病原菌」という意味でした。
もちろん大きな声を出したり、騒いだりしてはいけないけど、
特別ささやくように小さな声で話をしたり、読み聞かせなければいけない雰囲気は全くありません。
みんないつものトーンで話し、お家にいるようにママやパパが絵本を読んであげています。
息子の楽しみ1:ボードゲーム
ご存知の方もいるかも知れませんが、
ドイツのほとんどの図書館にはボードゲームが置いてあり、借りることができます。
日本ではボードゲームの貸し出しをしている図書館はほぼないですよね。
大体のところは、適正年齢別に分けて棚に置いてくれています。
遊んだ後は無くなったものはないか数を数えて確認したり、
紛失しないようにと親は気を使いますが、子どもたちはとても喜びます。
以前ご近所さんの子どもが図書館のボードゲームを持って遊びに来てくれて、帰った後ママから「ペンギン一匹見なかった?」と連絡があり、ペンギンの大捜索をしたことがあります。
ペンギンはその後お友達の家で無事捕獲されました。
息子の楽しみ2:toniebox(トニーボックス)のフィギュア
かーくんが図書館に行く今の1番の楽しみはこれかも知れません。
「toniebox (トニーボックス)」とはドイツ企業が開発したオーディオプレイヤーです。
専用のフィギュアを本体の上に載せるとお話や音楽を聴くことができます。
例えば、ミッフィーのフィギュアをのせるとミッフィーのお話や歌が流れます。
フィギュアはなんと約300種類もあるそうです。
ドイツでは大人気で、小さな子どもがいるお家でよくtonieboxを見かけます。
多くの図書館ではこの専用フィギュアの貸し出しをしていて、
以前住んでいた村の、本当に小さな図書館でもフィギュアを借りることができました。
先日、夫と義理の母が、あんなお話もあったよねーあの話をよくきいてたなぁーと盛り上がっていて、昔からドイツでは子どもたちがオーディオ絵本を聞く習慣があるんだなあと実感しました。
もちろん夫が小さい頃はtonieboxはなく、カセットで聴いていたそうです。
時代を感じる…!
フィギュア一体がなかなかのお値段なので、図書館で借りることができてとてもありがたいです。
かーくんは毎日オーディオ絵本や歌を真剣に聞いています。
最近買ってよかったなあと思えるものの一つになりました。
(※tonieboxのPRではありません)
息子の楽しみ3:Wimmelbuch(ヴィメルブーフ)
Wimmelbuch(ヴィメルブーフ)とは全く文字のない絵本です。
普通の絵本より大きめのものが多く、人・動物・乗り物などが小さくぎっしりと描かれています。
季節、農場・都会・山の中などの場所、おとぎ話など
色々なテーマ別になっています。
地図を見るのが好きなかーくんは、
Wimmelbuch(ヴィメルブーフ)もとても好きで、図書館に行くと必ず一冊は借りて帰ります。
かーくんがただただ一人で真剣に眺めたり、
「この子たち喧嘩してるねー」などと一緒に読んだり、
「オウムはどこでしょうー!?」と探すゲームを一緒にしたり、
いろんな読み方をする事ができます。
また、いっくん(2歳半)のような小さい子でもお兄ちゃんと一緒に読むことができるのもWimmelbuch(ヴィメルブーフ)良いところです。
ドイツの図書館で見つけた日本
私たちが行く図書館では、漫画の貸し出しも少ししています。
そこにはワンピース、ハイキュー、NARUTOなど日本の有名な漫画がたくさん置いてあります。
絵本では、いわむらかずおさんの14ひきのシリーズのドイツ語訳されたものをいくつかの図書館で見かけました。
図書館や本屋さんで、日本人作家さんの絵本を偶然見つけると、なんだか嬉しくなって借りてしまいます。
本以外にも、色々なものを借りることができるドイツの図書館。
いつかドイツの大都市の大きな図書館もかーくん・いっくんと覗いてみたいです。