ドイツでの冬のサイクリング第2弾
2月の末によく晴れた日が続いたので、土日を使ってサイクリングしてきました。
1日目
1日目は、フランクフルトの自転車好き日本人が集まるサイクリングクラブの同志が帰国するとのことだったので、お別れライドと理由をつけてフランクフルトの北方へみんなでサイクリング。北へ向かう往路はかなり向かい風が厳しく、しかも気温1度の冷たい風なので体力をごっそり奪われます。
下り坂にも関わらず自転車を漕がないと進まないほどの強風で、話そうにも風切り音でまともに会話もできない状態、心が折れそうになって折角の集団ライドでしたがほぼ無言でした。
いつもは一人でサイクリングをする私ですが、今回は集団でのサイクリングなので、仲間の後ろにピッタリとくっついて風除けになっていただきながら走ったのでかなり体力の温存になりました。
一人だったら間違いなく途中で引き返したか電車で輪行していましたね。
ドイツでの電車輪行の方法は以下記事で紹介しています。
ほぼ修行の往路がやっと終わり、帰りはご褒美の追い風です。
やっぱり自転車ってサイコー!と叫びたくなるほど(叫んでいました)スイスイ進むので、みんなとの会話も弾みます。
Hohenmark近くになり、ゴールのフランクフルトも近くなってきていい景色が見えたんでパシャリ。
帰りはずっとこのような道が続いていて走ってて気持ちいいです。
往復120kmほどのサイクリングでしたが、修行のような追い風のせいで体が悲鳴をあげていました。
2日目
2日目は妻と二人で近くをフラフラ。前日の疲れがかなり残っていたので長距離は乗れません。
あてもなくサイクリングしていて小腹が空いたので、Googleでお店を検索。
すると日曜日は店も閉まっているはずなのですが農場経営の店がやっていました。
自分の農場で取れた材料を使っていろんなものが売っていました。
ヨーグルトやソーセージ、パン、アイス。
小さな店ですが、スタッフもにこやかで双子の可愛い娘さんに癒されました。
外には肉の自動販売機があって、いつでも買えるようになっています。
自動販売機にはソーセージやボロネーゼソース、グラシュスープ、サラミ、グリル用の豚肉、ハム等肉関係は制覇されています。
お値段は普通のスーパーより少し割高になっていましたが、最近はスーパーマーケットの商品も値上がりが激しいのでそこまで差額はないように思えます。
またしばらく行くとガラスの建物が見えてきたので寄り道してみます。
第二次対戦中にナチスドイツによって被害にあった女性達を忘れないように建てられた記念館です。
mörfelden-walldorfにあるこの建物、最近建てられたみたいで、外観も綺麗で写真の横には女性達の詳細が書かれていました。
建物の前に立て札もありました。
ナチの犠牲になった女性達の写真に石を投げる人は電話してください、話し合いましょう。訳 淵貴広
どこにでもこういうのを理解できない人がいるみたいで、無意味にガラスにイタズラしたり壊したりするのは何も産まないし、何かを訴えたいなら石を投げるような暴力的な方法だと逆効果でしょう。
この立て札も、石を投げた人を非難するわけじゃなく『話しましょう』と言っているので、こういうところはドイツっぽいなーと思いました。
前日の疲れもピークなので今日は15キロほどのサイクリングで終了。
なんとも言えない終わり方になってしまいましたが今回はここまでです。
次回は貼るのサイクリングについて書ければと思っています。