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年齢にまつわる自虐

年齢にまつわる自虐

皆様明けましておめでとうございます。

 

今年は調子にのって、こんなものを作ってしまいました。

 


 

はい、今年2023年、私は「年女」なのです!

 

ですから24歳になります。・・・・←というのは嘘です。

 

本当なのは「ウサギ年の年女」ということだけ。

 

昨年の12月、久しぶりの忘年会で酔っぱらっていたら、友達に「サンドラは来年年女じゃん!」と言われ、「そういえばウサギ年だもんな。年女だから2023年は何かラッキーなことあるかな?」なんて思ってしまい、なんだか楽しくなって、こんなもの(年賀状)を作ってしまったというわけです。

 

年賀状のデザインも可愛く、とても気に入ったのだけれど、しかし困ったのは、やはり目上の人やお堅い企業にはこの年賀状は送れないということ。結局は文房具屋さんで常識的な文言が書かれた年賀状を買うハメになりました。そんなわけで「おふさげ年賀状」は数少ないお友達だけに送りました。

 

それにしても、長年「年齢にまつわる自虐だけはしない」と決めていたのに・・・。今回のこの一件で見事に「自分に対するお約束」を破ってしまった感じです。

 

ただ、日本で女性が自らの年齢について自虐をするのは昔と比べて少なくなってきている印象。昔のほうが「私なんてもうオバサンですから」「いいトシして、私ってば△※〇」なんて発言をよく聞いた気がします。

 

ちなみにドイツには年齢にまつわる自虐をする文化はありません。冗談の内容じたいが日本と違いますしね。

 

ただ年齢についてドイツで“Man wird mit den Jahren eben auch nicht jünger…“という言い回しを聞くことはよくあります。ニュアンスとしては「時間が経って若くなるわけはないのよね・・・」といったところでしょうか。

 

ところで私は日本に来て25年ですので、36歳の時も、24歳の時も(あ、言っちゃった)既に日本に住んでいました。24歳の頃は、日本に住み始めたばかりで、何もかもがフレッシュだったなあ、毎日が輝いていたなあ・・・なんて、思い返しては懐かしい気持ちになっています。

 

懐かしいといえば、私は小学生と中学生のころ毎週土曜日はミュンヘンの日本人学校に通っていましたが、小学校時代(1982年~1988年)の同級生と今度同窓会をすることになりました。連絡先が分からない人も多いので、10人以下の小規模なランチ会になりそうですが・・・会うのが35年ぶりの人もいたりして、皆どんな感じになっているのだろう?なんて今からワクワクしています。

 

2023年はどんな年になるのでしょうか・・・?良い年になるようがんばっていきましょう。

 

本年も宜しくお願いいたします。

 

サンドラ・ヘフェリン

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

サンドラ・ヘフェリン