ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

謎の大岩が集合!Felsenmeerをサイクリング

Felsenmeer

謎の大岩が集合!Felsenmeerをサイクリング

Felsenmeerとは



写真を見てもわかるように、Hessen州のBensheim Odenwaldにある謎の大岩が沢山ある不思議な場所です。

大昔に巨人が岩を投げ合って遊んでできたという伝説があります。

実際は、何億年か前からの大陸の移動や地殻の活動により、地下から盛り上がってきた岩です。

そして何万年か前の氷河期に岩の角が取り除かれて、岩が丸みを帯びた形になりました。

これだけ巨大な岩が集まっていると、『巨人が岩をぶん投げて遊んでたんじゃねーかこれ!』と思うのも頷けますね。

上の写真のように岩を伝って上まで登っていけるので、ハイキングコースとして有名で、自転車でも2度ほど訪れたことがあります。

Felsenmeerの上まで自転車で

私は自転車で来たので、岩を登って上まで行くことはできませんので脇の砂利道を進んでいきます。

ハイキングを楽しむ人たちは岩をよじ登りながら頂上まで登って行っています。

でもトライアルの自転車だったら行けるかなーと思ってしまいます。

 

バランスの悪そうな巨大な岩もあって、何かの拍子に落ちてきそうな気がして、私は巨人ではないので押しても全く動く様子はなかったのですが、ここを登って行くのは正直嫌ですねw

雨が降ったら石が滑ってきて潰されそう。

Felsenmeer
ちょいちょい結構な激坂もあったりときつい坂道が続きますが、マイペースで上まで登りきりました。

自転車で来ている人は他に見当たらなかったので、サイクリングコースとしてはマイナーなのかなー。

落ち葉が沢山あって、ドイツの冬を感じさせます。



ローマ人は、西暦 3 世紀から 4 世紀にかけてドイツのこの地域を占領していました。

彼らはFelsenmeerを採石場として利用していたので、石積みや石切りの跡があります。

(上の写真)途中には同じローマ人が残したと言われている石の祭壇や、寺院か教会のために作ったのか、石柱も放置されていました。

せっかく切り出して作ったはずですが、何らかの理由で取り除かれることはなかったみたいです。

作ったはいいけど重すぎて移動させるのが嫌になったか、ただの発注ミスか、想像するだけで面白いです。


上まで登り切ると石造りの古い塔が立っていました。

立て札などが無く、詳細は見ていないのでわかりませんが、Felsenmeerの石を使ったのでしょうか、石の質がなんとなく似ているような気がしました、かなり年季が入っている様子です。



帰り道にはFuchstrailというマウンテンバイクのコースがあるので、そこを少し走って帰路に着きます。

Fuchstrailの動画を撮影したかったのですが、SDカードの調子が悪く動画撮が上手く撮れていませんでした。

よく整備されていて、ジャンプも多数設置してあってとても楽しめるコースでした。

雨にも関わらず、何人かのマウンテンバイカーが来ていたので、冬時間でも楽しめるマウンテンバイクコースということで人気がありそうです。

ドイツの山にはマウンテンバイク用のコースが設置してあることが多いので、どこに行っても楽しめて私にとってはパラダイスです。

野生の鴨が川を泳いでいました。

何か食べ物をくれると思っているのかこっちに寄ってきますが、持っている食べ物は鴨用ではないので、せっかく寄ってきてくれた鴨的には残念!無理です。

グレーがオスで茶色がメスですかね、何気にパラダイスが出来上がっています。

楽しそうです。

ガチョウ
今年の記事はこれで最後になります。

次回は雪のスノラードの様子にしようかと考えています。

 

番外ですが、この記事を書いている時点でサッカーW杯カタール大会で日本がスペインに2−1で勝利!

ドイツはコスタリカ相手に4−2で勝利しましたが、決勝トーナメントには行けず。

ドイツに住んでいるのでもちろんドイツも応援していて、日本とドイツで決勝トーナメントに進んで欲しかった!

淵 貴広

フランクフルト近郊在住。ドイツ歴15年、ドイツで調理師のAusbiuldungをするもなぜか日系企業勤務。 趣味でロードバイクを始めるも物足りなくなりダウンヒルを始める。 かなり自由な性格なので趣味の自転車は性に合っていて、ロードバイクに乗ってもオフロードに行く変態なんです。 YouTubeやウェブサイトも運営しています。 ブログ https://www.worldcycling1.com/ Youtube https://www.youtube.com/channel/UCvFiud7CSm5WiaMnmSxNOTw

Blog : https://www.worldcycling1.com/

淵 貴広