【今週のドイツ語】Schlange stehen / Warteschlange
何かの長い行列に並ぶとき、皆さんは待ち時間がどのくらいまでなら許容できますか?人気のアトラクションの入場待ちとか、スマホの新製品発売とか、有名人のサイン会とか。アトラクションだと、2時間待ちや3時間待ちも当たり前なんてこともあって、並ぶこと自体が非日常のイベントのようです。でも、スーパーのレジなど、日常生活でもながーいヘビのように並ぶことって結構あるかもしれません。
この「ながーいヘビ」が今週のドイツ語のキーワード。今日ご紹介するのは、
Schlange stehen
シュランゲ シュテーエン そして
Warteschlange
ヴァルテシュランゲ
というドイツ語です。
最初の表現 Schlange stehen の Schlangeは「ヘビ」、stehenは「立つ」。
そのまま訳すと「ヘビのように立つ」??いえ、そうではなく、Schlangeには「ヘビのように長い列」という意味もあって、この言い回しは日本語の「長蛇の列を作る」と同じように使われます。
また、Warteschlangeは、warten ヴァルテン「待つ」とSchlangeを合わせた言葉で、これもそのまま「順番待ちの長蛇の列」という意味になります。
Für die Ausstellung des Museums habe ich stundenlang Schlange gestanden.
博物館の展覧会を見るために、何時間も並んだ。
Vor der Eisdiele bildeten sich eine lange Warteschlange.
アイス屋さんの前には長蛇の列ができていた。
長いものの比喩としてヘビが使われるのは、洋の東西を問わずなんですね。でも、個人的には並ぶのは苦手。最近は、スマホで予約してあとは受け取りに行けばOKなんていう便利なシステムもありますが…ワクワクしながら並んで待つ楽しみというのもあるのかもしれませんね。あなたはどちら派?
Text by Kumiko Katayama
【今週のドイツ語】
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