Das Leben ist zu kurz für späterというドイツの「生き方」本を読了
最近、移動中はよく本を読んでいます。先日、遠出した時は新幹線でこの本を読みました。
Das Leben ist zu kurz für später Stell dir vor, du hast nur noch ein Jahr – ein Selbstversuch, der dein Leben verbessern wird (mvg verlag, Alexandra REINWARTH)
タイトルを日本語にしてみると、「後で(やる)と言うには、人生は短すぎる」といったところでしょうか。
本はある意味「体験記」です。何の体験記かというと・・・・
著者は、独断で自分の「死亡日」を一年後に設定し、自分に「あと一年しか生きられない」と言い聞かせます。自分があと一年しか生きられないのだとしたら、その一年間のあいだに「何をするのか」、または「何をしないのか」を自分自身に問いかけ、数々のことを実行する(もちろん「死ぬ」ことは実行しません)という体験記なのです。
とてもコミカルなタッチで書かれていて、新幹線のなかだというのに、声を出して笑ってしまいました。
生きているなかで「これを、やってみたいな」と思っていても、忙しさにかまけて後回しにしてしまったり、ということは結構あります。でも「人生、あと一年しかない」となったら、後回しはできないので・・・「自分のハート(Herz)が本当にやりたいこと」をじゃんじゃんやっちゃおう!ということが書かれています。読んでいて、気持ちいいです。
私も帰京する新幹線のなかで、「もしも、私があと一年しか生きられないとしたら、何をしたいか?」と自分自身に問いかけてみました。・・・・けれども、私は欲がないのでしょうか・・・・?答えは「今と同じ生活がしたい」でした。今と同じ仕事をして、基本的に今と同じ生活スタイルがいいです。
ただ、「しばらく会っていなかったけれど、会いたい人たち」に会うと思います。あとは・・・私はやっぱりハワイに行ってみたいです。・・・バカみたいだと笑わないでくださいね。
日本に来た20年以上前から「日本に来たからには、ハワイに行ってみたい」とずっと思っていました。(それまではドイツに住んでいましたが、ドイツからハワイはとてつもなく「遠い」のです。。)日本からは比較的行きやすいといいますし、日本が冬の寒い時に、常夏のハワイにいくなんて最高じゃないですか。
でもこの20年間のあいだに、ハワイに行こうと思っても、独身で彼氏がいない時には「一緒にハワイに行く相手がいない」という状況だったりしました。また、彼氏ができても、その人はハワイに行きたくなかったり。日本の会社に就職して、そもそも年末年始に長い休みがとりにくかったり。その後、自由に休みが取れるようになっても、冬はドイツに行ってしまったり(日本より寒い!)。そして・・・・ここ数年は「コロナ禍」ですので、「ハワイ」は遠のくばかり。
でもこれを書いていて決心いたしました。コロナ禍が終わったら、誰が何といおうと、ハワイに行ってきます!!
この本の日本語訳はないのですが、ドイツ語が分かる方はぜひ読んでみてください。
サンドラ・ヘフェリン