【今週のドイツ語】Regenbogenfamilie
もうすぐ梅雨の季節。梅雨の晴れ間の空に虹がかかると、何かいいことがありそうな予感がしませんか?
虹はドイツ語で
Regenbogenレーゲンボーゲン
と言います。Regenは雨、Bogenは 弓や弧のことです。今日取り上げるドイツ語
Regenbogenfamilie レーゲンボーゲンファミーリエ
は、「虹」のあとにFamilieファミーリエ「家族」を付けた言葉で、「虹の家族」、「虹色家族」などと訳せます。どんな家族か分かりますか?
今週の5月17日は、「国際反ホモフォビア・バイフォビア・インターフォビア・トランスフォビアの日」でした。性の多様性とLGBTの人々の権利が守られ、自分らしく生きられる社会を作っていこうという日です。
こうした運動や、LGBTの人たちの尊厳を象徴するのは、虹色の旗・レインボーフラッグです。そして、LGBTの人たちが作る新しい形の家族が、虹色をした家族、レーゲンボーゲンファミーリエなのです。
同性パートナー同士の両親と子ども、レズビアンやゲイのシングルマザー・ファザーなど、いろいろな形があると思いますが、性的指向も性自認も家族の形も、決まった色では表せない十人十色の虹色グラデーション。そんな思いが込められた言葉なのでしょうね。
この次、空に虹がかかったら、久しぶりに虹の色を数えてみようと思います。
Text by Kumiko Katayama
今週のドイツ語
これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
「見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑」 というタイトルで、これまで3年以上に渡ってこのサイトで連載をしてきたものを、大幅に加筆修正し、さらに詳しくわかりやすく、そして面白く、例文や関連用語なども載せて紹介しています。
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