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大使公邸にベルリナーレのクマがやって来た!

ⒸGerman Embassy Tokyo

大使公邸にベルリナーレのクマがやって来た!

大使公邸の広間の一角に銀色に鈍く光るそのフォルム。
そう、ベルリナーレと呼ばれるベルリン国際映画祭のクマである!

モチロンホンモノ!

先日フォン・ゲッツェ大使が今年の第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を獲得した濱口竜介監督と出演者はじめ関係者の方々を、大使公邸にお招きしたときに濱口監督が持参された正真正銘ベルリナーレの銀熊!

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大使館にはシンボル的なクマがいることはご存知の通り。
2005年に開催された「日本におけるドイツ年」でベルリンのユナイテッド・ベアーが六本木ヒルズに展示され(⇒ 「バディベア集合!」)、その中のドイツ年ベアーが大使館に設置されたのが初代。

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当時の小泉首相とケーラー大統領のサイン
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その後2011年の日独交流150周年で、来場した子どもたちが思い思いに無地のクマに

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ペイントしたフレンドシップベアが2代目。

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当時のヴルフ大統領のサイン
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そして2019年に東京・ベルリン友好都市提携25周年を記念してペイントされたクマ「HARMONY」が3代目として来館者をお迎えしてるんだ。 ⇒ 「白い布で覆われた下には!

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そして大使公邸には可愛い陶器のシロクマさんも。

これは、ドイツはベルリンのKPM社製。
KPMはKönigliche Porzellan-Manufaktur Berlinの略で日本語だと「ベルリン王立磁器製陶所」。

「王立?」

その歴史は古く1763年プロイセン王フリードリヒ2世(大王)によって創立されたドイツの陶磁器メーカー!
だから「王立!」

話しを戻して、ベルリン国際映画祭について。
以前「ベルリナーレ2014」のことをブログで紹介したけど、通常は2月に開催される映画祭が今年は新型コロナの影響で3月にオンライン上での審査が、6月に授賞式が行われたんだ。
ベルリナーレはその名前からわかる通りドイツの首都ベルリンで開催される映画祭で世界三大映画祭のひとつに数えられてるんだ。
今年から男優賞と女優賞が廃止され主演俳優賞が新設されるなど時代に合った柔軟なポリシーでも有名。
その最高賞でもある金熊賞に次ぐ銀熊賞(審査員グランプリ)を今回濱口監督は受賞。
ちなみに「熊」が登場するのはベルリン市の紋章が「熊」だからで、なんでベルリンが「熊」かというと、熊のドイツ語「Bär」の発音「ベーア」が「Berlin(ベルリン)」の「ベルリーン(「ル」が「ア」に近い感じ)」とかけ合わさってるからって、ダジャレ的発想か?!(諸説ありますからぜひ調べてみて!)

ベルリナーレの銀熊賞をはじめ数々の国際映画賞を受賞した濱口監督の作品『偶然と想像』は「偶然」をテーマに3つの物語で構成された短編集。
第一話「魔法(よりもっと不確か)」
第二話「扉は開けたままで」
第三話「もう一度」
いよいよ今月12月17日全国公開! ⇒ 公式サイト

ぜひ鑑賞したいニャ♪=^_^=

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(01. Dezember 2021)



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