【今週のドイツ語】sich totlachen
sich totlachen
ズィッヒ トートラッヘン
世界はいろいろな心配事であふれていますが、せめて1年のうちでこの1日だけは、黄色いスマイルマークのようにみんなで笑い合い、相手を思いやって過ごそう…そんな思いから生まれたのが10月第1金曜日の世界スマイルデー。1年に1日と言わず、みんなが毎日笑って暮らせたらどんなにすてきでしょう。
笑いは、自分や周囲の人たちを楽しい気分にするだけでなく、免疫力アップにもつながって、健康にも良いそうですよ。そういえば、おかしくて死ぬほど笑う経験なんて、最近あまりしていないような気がします。
…死ぬほど笑う?(笑)
今回は最初からネタばらししてしまいました。今週のドイツ語は、こちらの言い回しです。
sich totlachen ズィッヒ トートラッヘン
totlachenはtot(トート「死んでいる」)とlachen(ラッヘン「笑う」)を合わせた言葉で、文字通り「死ぬほど笑う」「笑いこける」という意味です。
笑って笑って死にそう、と思うのは、洋の東西を問わずのようですね。このtotは、もちろん本当に死んでしまうことではなくて、一種の強調表現です。
例えば、totを使った表現には他にも
sich totärgernズィッヒ トートエアガーン「ものすごく腹を立てる」
というものがありますが、これは
sich ärgernズィッヒ エアガーン「腹を立てる」のärgernにtotがついて強調されたものです。
でも今日は、同じtotでも、死ぬほど笑ってみんなで楽しい気分になれるtotlachenが主役。たとえマスクの下でも、一緒に思いっきり笑えることを探して、楽しい気分のまま週末に突入です!
©ドイツ大使館 / Text by Kumiko Katayama
今週のドイツ語
これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
「見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑」 というタイトルで、これまで3年以上に渡ってこのサイトで連載をしてきたものを、大幅に加筆修正し、さらに詳しくわかりやすく、そして面白く、例文や関連用語なども載せて紹介しています。
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