【今週のドイツ語】wo die Liebe hinfällt
wo die Liebe hinfällt
ヴォー ディ リーベ ヒンフェルト
3月14日はホワイトデー。バレンタインデーにプレゼントをもらった人は、お返しを用意しているかもしれませんね。ドイツにはホワイトデーの習慣はないのですが、バレンタインデーに続いて愛を確かめ合うのこの日は、とても素敵な日だと思います。
今週のドイツ語の慣用句は、愛にちなんで wo die Liebe hinfällt ヴォー ディ リーベ ヒンフェルト。Liebe(リーベ)は「愛」、 hinfällt(ヒンフェルト)は「倒れる」、「ひざまずく」などを意味する動詞 hinfallen(ヒンファレン)の3人称単数形。でもこれだけではなんだか意味が通りませんね。愛が倒れるところって、どういうことでしょう。
この言葉が意味するところは、例えば映画『美女と野獣』や、わんちゃんと猫ちゃんの仲良し動画などを想像していただくと分かりやすいかもしれません。いったい何でこの2人( 2匹 )が…?というような、誰も思いもよらないところでカップルが誕生した時などに、ドイツではこの表現を使います。日本にも、縁は異なものということわざがありますが、愛の行き着くところは本当に予想がつかない、という気持ちが込められています。
そういえば、何年か前のドイツで、湖に浮かぶ白いスワンの足漕ぎボートにぴったりくっついて離れない黒鳥が話題になりました。まさに wo die Liebe hinfällt です!
©ドイツ大使館
今週のドイツ語
これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
「見るだけで楽しく学べる「暮らし」と「文化」 ドイツのことば図鑑」 というタイトルで、これまで3年以上に渡ってこのサイトで連載をしてきたものを、大幅に加筆修正し、さらに詳しくわかりやすく、そして面白く、例文や関連用語なども載せて紹介しています。
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