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【今週のドイツ語】Flockdown

【今週のドイツ語】Flockdown

Flockdown

フロックダウン

 

今年の冬は、日本と同様、ドイツでも多くの地域が大雪に見舞われました。

高速道路でトラックや乗用車が立ち往生したり、積もった雪で家の入り口がふさがれそうになったり。除雪車の出動や、雪かきで忙しい人たちの映像がニュースで流れ、大変な思いをされている方々の苦労が伝わってきましたが、一方でSNSでは雪を楽しむ人たちの姿も見ることができました。

今日ご紹介するドイツ語は、そんな雪に閉ざされた状況を表すのにぴったりな造語、Flockdown(フロックダウン)です。ここ一年ばかりよく耳にするようになった言葉とも、少し似ているような気がしませんか?

Flocke(フロッケ)はドイツ語でふわふわした小さなものや、軽いひとひらの切片などのこと。そしてひらひら舞い降りる雪(Schnee、シュネー)の結晶のことをSchneeflocke(シュネーフロッケ)または単にFlocke と呼びます。これに、ドイツ中が今まさにコロナ対策として取っていて、ここ一年よく聞くようになったLockdown(ロックダウン)を組み合わせてできた言葉がFlockdownです。

コロナによる外出制限で活動が止まってしまった街と、雪に埋もれて時間が止まったような街との連想…かと思えば、この言葉がSNSを通じて若者の間で広がると、大雪の被害から人々を守る現場の写真などと並んで、なんだか楽しそうな動画もアップされるようになりました。車がだめならスキーで出勤とか、深い雪の中で走り回る犬とか、そり遊びや雪だるま作りの様子とか。他にも、真っ白な雪原やきらきら光るつらら、綿帽子を被ったような家々の屋根など、冬の美しさを伝える画像もたくさん見つかりました。

そんな写真や動画を見ると、コロナと雪の二重のロックダウンの中でも、できるだけ楽しめることを探して前向きに過ごす様子が伝わってきてなんだか嬉しくなってきます。それに、季節は確実に春に向かっていますしね。

皆さんも#Flockdownで楽しい動画を探してみて下さいね!

 

©ドイツ大使館

今週のドイツ語
これまでに紹介した今週のドイツ語が本になりました。
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大使館スタッフ

ドイツ大使館 広報部の職員による投稿です。

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