実は「チョコレート大国」なドイツのバレンタインスイーツ
ドイツはチョコレートの生産量・消費量ともに世界トップレベルのチョコレート大国で種類も様々。日本とはちょっと異なるバレンタイン事情や人気のチョコレート、ユニークなバレンタインスイーツをお届けします。
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みなさんは、おいしいチョコレートの国は?と聞かれたら、どの国を思い浮かべますか?
フランス、ベルギー、スイス、あたりが多く、おそらく、真っ先にドイツを思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか。
意外かもしれませんが、じつはドイツは、年間一人あたり11キロものチョコレートを消費し(※2017年統計)、チョコレートの生産量、輸出量ともに世界トップレベルのチョコレート大国なんです。
自宅用のおやつとしても、贈り物としてもチョコレートは定番人気。スーパーには多種多様なチョコレートがずらりと並び、コンディトライやチョコレート専門店はいつもたくさんの人で賑わっています。
有名メーカーの板チョコなどは、日本に輸入されているものもあるので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
ドイツで一番よく食べられているチョコレートは板チョコのようですが、それ以外にも様々な形やシーンでチョコレートが食べられています。
さて、ドイツのバレンタインデー事情はどうでしょうか。
2月14日の聖バレンタインデーに、女性が好きな男性にチョコレートを贈るというイベントは、元はといえば日本の製菓会社が仕掛けたもので、日本独特の風習です。
ドイツではイベントとしてはそれほど重要視されていない感じではあるものの、一応「愛の日」という認識のよう。男女関係なく、恋人やパートナーに贈り物をしたりです、食事に行ったりする人もいます。
ドイツでバレンタインデーのプレゼントとして人気なのは、お花、そしてやはりチョコレート。
今年はコロナ禍で今現在ロックダウン中のドイツ。その影響か、おうちで楽しめるようなバレンタイン商品が、いつにも増して充実している印象です。
それでは、最近スーパーでみつけたバレンタイン・コレクションをお届けします!
このほか、ハート形のラビオリ、チーズ、コロッケなどなど、思わず買ってしまいそうになるユニークなバレンタイン・フードがたくさん。
ロックダウンが続くなか、スーパーでの買い物が大きな楽しみとなっているので、こういうエンタメ性の高い商品は見るだけでも気分が明るくなる気がします。
ところで、今年のバレンタインはカーニバルの日程とほぼ重なります。
残念ながらメインイベントの仮装パレードは中止となりましたが、カーニバル名物のあの食べ物は健在。
次回は、このお菓子のあれこれをお届けしたいと思っています。
みなさん、素敵なバレンタインデーをお過ごしくださいね
Alles Liebe
★個人ブログでは「チョコで旅するドイツ」をテーマに、これまでに出会った各地のおいしいチョコを紹介しています。こちらもぜひ>>>https://oishiisekai.com/chocotravel/
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