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【今週のドイツ語】Eine Prinzessin auf der Erbse sein

【今週のドイツ語】Eine Prinzessin auf der Erbse sein

Eine Prinzessin auf der Erbse sein

エイネ・プリンセッシン・アウフ・デア・エアプセ・ザイン

Prinzessinは「お姫さま」を指し、Erbseは「豆」です。

auf der ◯◯は「◯◯の上」という意味を持っているので、直訳は「豆の上のお姫さま」となります。

もしかしたら、すでにこの物語をご存知だという方もいらっしゃるかもしれません。

こちらの言い回しは、デンマーク出身の作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」という童話が由来なのです:

昔むかし、あるところに「本当のお姫さま」を自分の妻としてに迎え入れたいと考えていた王子さまがいました。王子さまは本当のお姫様を必死に探し、たくさんのお姫さまに会いましたが、気に入らない点や悪いところに気づき、本当のお姫さまが見つからず、絶望していました。そんなある嵐の夜に、雨でびしょ濡れになった女性が、自分は本当のお姫さまと名乗りお城にやってきました。王妃は彼女が本当のお姫さまであるか試すために、ベッドの上に一粒のエンドウ豆を置き、その上に敷布団を20枚敷き、さらにやわらかい羽布団も20枚重ね、お姫さまをその上で寝かせました。

翌朝、王妃は『寝心地はいかがでしたか』とお姫さまに聞くと、お姫さまは『まったく眠れなかった。なにか固いものがベッドの中に入っていたため体中に跡が付いてしまった。』と答ました。20枚の敷布団を敷き、さらにその上に20枚のやわらかい羽根布団を重ねてもエンドウ豆を感じた彼女は本当のお姫さまに違いないと王子さまは感動し、このお姫さまをお妃に迎え入れました。めでたしめでたし。

この物語からも読み取れるように、豆の上のお姫さまというのは「かなり繊細な方」「とても敏感な方」などを指します。

©ドイツ大使館

今週のドイツ語
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