ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

Vol.1 エコバックのすすめ

Vol.1 エコバックのすすめ

こんにちは、ベルリン在住イラストレーターのKiKiです。

 

2021年から、ベルリンのサステナブルライフをテーマに執筆させて頂くことになりました!

コラム名は『ベルリンサステナブルライフ』。

 

近年ますます、地球温暖化に伴う異常気象や自然災害が多く発生するようになりました。これ以上の進行をストップさせるためには、わたしたち一人一人がサステナブル・持続可能を取り入れた生活を心がけていくことがとても大切です。

 

環境先進国と呼ばれるドイツの首都ベルリンで生活を送る中で、一つのものを長く使うことと多くのものを持たない大切さを学び、あるものを工夫して再利用する面白いアイディアにたくさん出逢いました。

 

それはとてもクリエイティブで、地球環境だけでなく、自分の健康やお財布にも優しいものばかり。

 

このコラムでは、そんなベルリンで出逢ったサステナブルなアイディアを毎回1つずつピックアップして、ご紹介していきたいと思います。日本でも活用できるものも多いと思いますので、何か参考にして頂けたら嬉しいです。

 

今回のテーマは、『エコバック』。

 

日本でも昨年2020年からレジ袋有料化され、エコバックを持ち始めた人が増えたのではないでしょうか?

 

ドイツではすでに人々の生活に馴染んでいるエコバック事情について、お話していきたいと思います。

 

ドイツのエコバック事情

環境意識の高いドイツでは、もともと同じ袋を何度も利用するという習慣がありました。2016年にレジ袋の有料化が義務付けされ、さらにエコバックは日常生活を送る上で必要不可欠な存在に。

 

各ショップでも、オリジナルのエコバックを販売しているお店が多いです。中にはそのエコバックにデポジット制度をもうけているお店も。

 

使い古したエコバックを購入店に持っていくと、購入額の返金、または新しいエコバックに交換してもらうことができます。

 

回収されたエコバックはリサイクルされ、また新しいエコバックに生まれ変わるのです。ドイツではペットボトルやビールの空き瓶のデポジット制度は有名ですが、エコバックのデポジット制度も今後浸透していくと素敵だなと思います。

 

野菜や果物ようの小さな可愛い紙袋たち


 

ドイツの野菜や果物売り場では、必要な分だけの量を手にとり、設置されている小分けの袋に入れてレジに持っていきます。それらも多くに紙袋が使用されています。

 

柄はスーパーによってそれぞれ違い、可愛い果物のイラストが描かれたものもあったりして、密かにコレクションするのが楽しみになっています。友人におすそ分けをするときなどに再利用することもできます。

 

ちなみに1番のお気に入りは、この紙袋!


 

しかし先日、とあるスーパーのパン売り場でビニール袋が使われているのを見つけました。

環境に配慮したスーパーのはずなのに、なぜビニール袋が使われているのだろう…?と、とても気になりよく見てみると、こう書かれていました。

 


 

“I'm green ! 85%オーガニックベース。このバッグは、再生可能な原材料・サトウキビを少なくとも85%使用して構成されており、完全にリサイクルが可能です。”

 

やはりきちんと環境に配慮されたものが選ばれていました。プラスチックの使用を減らす工夫と、プラスチックを使用する場合でも最大限に負担の少ないものを生み出す努力がされています。

 

売り場でプラスチック製品を見つけたとき、どのような”トリック”が隠れているのかチェックするのも、密かな楽しみになっています。

 

わたしのエコバックについて

最後に、わたしが愛用しているエコバックについてご紹介します。

こちらです、じゃん!


 

そう、特に”エコバック”という括りで、個別にバックを持ち歩いていないんです。笑

このバックパックに買ったものたちをどんどん詰め込んでいます。

 

ついつい忘れてしまって、”エコバックを持ち歩く”という習慣がつかなかったわたしは、こういうかたちで落ち着きました。

でも、エコバックを持ち歩かずに自分のバックパックにどんどん詰め込んでいる人、結構いるんです。エコバックを持つことが大切なのではなく、重要なのは無駄な買い物袋を生み出さないことですもんね。

”エコバック”という習慣をつけるのが難しい人は、自分のカバンに少し余裕を持たせるようにすることから始めるといいかもしれません。

 

ちなみにこのバックパックは、5年前ostbahnhof駅で開かれていた蚤の市で出逢いました。デザイナーさんが古着のジーンズを回収・解体して、一つ一つ手作業でつくっている、と丁寧に説明してくれたことを覚えています。

 

使い古されたジーンズ生地の色合いが魅力的で、裏地もそれぞれ違います。たくさんのバックパックが並ぶ中、悩みに悩んでこの裏地がギンガムチェックのものを選びました。


 

ジーンズ生地なので、汚れたら洗濯機で丸洗いできるところも助かっています。

この5年間、お気に入りでずっと使っていて、カバンはこのバックパック1つしか持っていません。それでも生活する上で十分なのです。

 

まだエコバックを持っていない方は、バックパックでも、エコバックでも、ぜひあなただけのお気に入りを見つけてあげてください。

どんどん愛着が湧いてきて、お買い物が楽しくなりますよ◎

KiKi

イラストレーター/コラムニスト

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio / instagram / Youtube

KiKi