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引っ越しと大掃除

クリスマスのお菓子の代表、シュトレン(Stollen)@tomogermany

引っ越しと大掃除

2020年も終わりが近づいてきました。あっという間の1年だったと感じるのは、私だけでしょうか。

 

1年の中でもドイツ内ではとっても大切なクリスマスまであと少し。ドイツのクリスマスの代名詞でもあるクリスマスマーケットも、今年は開催されていないところが多いですが、クリスマスは家族で過ごすことができるよう、今は我慢しなければいけませんね。



私も、クリスマスグッズを部屋に飾って、雰囲気だけでも楽しもう!と思っていたのですが、その前にしなければいけないことがありました。。。それは、家の片付けです。

数ヶ月前に引っ越しをしたのですが、今日はその時の話をしたいと思います。

 

ドイツでの引っ越し

私は今まで家具付きの物件に住んでいましたが、契約が切れるのと家賃が少々高かったことから、引っ越しをすることにしました。

ドイツで家を探すときによく利用されるのはインターネットです。地域や、家賃、広さ、駐車場の有無、家具付きの有無などの条件を選んで、気に入った物件があれば、仲介者もしくは直接大家さんと連絡が取れる不動産サイトが多数あります。私もインターネットで家を見つけることにしました。10件ほど内見の依頼連絡をして、結局内見OKの連絡をもらったのは4件ほど。返信自体来なかったところもありました。ドイツらしい…

ちなみに、インターネット以外には、地区やスーパーの掲示板の貼り紙を見たり、人づてに聞いたりするなどの方法もあるそうです。

 

内見の際は、1組だけで案内してくれることもあれば、何組か合同のこともあります。気に入った場合は、内見後に必要書類や情報を仲介会社あるいは大家さんに送付して、連絡を待ちます。待つこと1週間、私は幸運なことに第1希望の部屋に入居することができました!

 

さて、ドイツで引っ越しする時は、自分で「壁を塗る」ことがあります。引っ越し前の家は、退去時に壁塗りも含まれる清掃費用を支払う形だったのですが、人によっては、退去前に壁を綺麗に塗り直す必要があるそうです。

新しい住居は、壁があまり綺麗ではなかったため、自分たちで壁塗りをすることにしました!

 

壁を塗るために必要なのは、床に敷くビニールシート、ペンキ、ローラーや筆、あとはペンキ剤をうつす容器。汚れても良い服装に着替えて、いざ!



 



 

…と勢いづいたものの、全部の部屋を終えるのに6人がかりで半日かかりました。



日の明かりで作業をしないとムラが出てしまいます。全体を塗った翌日、再度ムラがないか確認して、ひと段落です。その後は家中の大掃除。少しは清掃済みだったのですが、キッチンの収納棚やオーブンには所々油がついているし、クローゼットもシミがついたまま…これらをゴシゴシ落とします。

そしてもう一つの問題は、キッチン台。まさかの、キッチン台の端っこが雑に切ったような状態になっていました!

切りっぱなしです。笑@tomogermany



この状態で入居者を募集しているのもすごいのですが、大家さんも、引き渡しの日に気づいた様子。自分たちで道具を集めて綺麗にする代わりに、道具代などを出してもらう形で収まりましたが、その作業もいつかやらなければ…とほほ。

 

また、電球もない状態だったので、まずは応急処置のために裸電球を設置。ランプは家具を置いた後の部屋の雰囲気に合わせて購入予定です。

 

次は家具集め。今回家具付きの家から家具なし住居への引っ越しとなったため、一から家具を集めなければなりません。フランクフルト郊外には大きなホームセンターや家具量販店がいくつかあるので、仕事後や土曜日に家具を見に行きました。もちろん、フリーマーケットやアプリで中古品を購入することもできるので、そういう情報もチェック。家具店で気に入ったソファがあったので購入したところ、4週間ほどで届くと連絡がありました。…その後気長に待つこと2ヶ月以上。最近やっと届きました。ドイツらしい…(2回目)

 

現在、家具を少しずつ増やしている最中ですが、まだまだ家の中にはやるべきことがたくさんあります。

一つはバスルームのシャワーカーテン設置。なんと、入居時はシャワーカーテン用のカーテンレールすらついていませんでした。まずはレールを買って、壁に設置してからの作業。ドイツは、自分たち自身で色々な作業をするとは聞いていましたが、ここまでとは。。(笑)



さて、私のアパートは地下に共用の洗濯用部屋があり、個人個人が自分のスペースに洗濯機を設置します。この部屋には洗濯物を干すスペースもあります。

また、同じく地下には各部屋ごとの物置があります。ここに、頻繁に利用しないものや季節ものを収納できるので、大変便利です。

 

もう一つ面白いのは、いらなくなった中古品が外の住宅前の共同スペースにたまに置いてあることです。本やお皿、ネクタイなどの衣類から小さな家具まで、色々ありました。時には、道端で「zu Verschenken」や「zum Mitnehmen」(どちらも、意訳すると「ご自由にお持ち帰りください」という意味です。)と書いてある紙と共に置いてあることもあります。掘り出し物があることもあるので、置いてあるといつも足を止めて見てしまいます。(笑)

ある日は可愛い絵本が置いてありました!@tomogermany



前に住んでいた家具付きの住居は食器から寝室のベッドカバーまでありとあらゆるものが備え付けられていたので、快適に過ごすことができましたが、自分好みのインテリアはできなかったので、これから新しい家での生活設計が楽しみです。



その前に部屋の残りの掃除を行って、無事に静かなクリスマスと新年を迎えられたらと思います。

バスルームの掃除をしていたら棚下からなんと体重計が出てきました。笑@tomogermany



 

皆さんもお身体に気をつけて、2020年の残りの日々をお過ごしください。

 

もこちゃん

茨城県出身。幼いときにスイスに住んだことがきっかけで海外、特にドイツ語圏に興味を持つ。大学卒業後、ドイツ関係の仕事を転々とし、2018年からフランクフルトに在住。仕事後や週末の趣味はボルダリングやドイツ国内、ヨーロッパ各地の小旅行。

もこちゃん