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日本の中のドイツ語

日本の中のドイツ語

最近またよく散歩をするようになりました。散歩が気持ちいい季節ですものね。

 

住宅街で散歩をしながら「こんなところに、こんなレストランがあるんだ・・・隠れ家みたいでいいな」なんて発見があったりするのも、散歩の楽しみのひとつ。

 

ところで、住宅街を歩いていると、外国っぽい名前のマンションが多いことに目がいく私です。

 

英語のマンション名が多い気がしますが、私はやっぱり名称にドイツ語が入っているマンションの前で思わず立ち止まってしまいます(笑)

 

「ハイマート」とか「ランドレーベン」とかドイツ語がマンションの名前に入っているのは面白いですね。

 

もしかしたら、よく見かける「ナントカ・ハイム」の「ハイム」もドイツ語なのかもしれません。かくいう私も以前「サンハイム」という物件に住んでいたことがありますが、「サン」は英語なので、果たして「ハイム」が本当にドイツ語なのかは謎です(笑)

 

以前凝っているな、と思ったのは「ミーツハウストラウム」という名前のマンション。これ、アルファベットに起こすと、ドイツ語ではMiethaus Traum ですが、そうすると、厳密にはカタカナは「ミーハウストラウム」になるはずなんですよね。・・・なんて、うるさいドイツ人としては気になるのでした(笑)ちなみに、Miethausとは「賃貸住宅」の意味で、Traumは「夢」の意味です。

 

ただ散歩の途中で、こうやって横文字の名前がついたマンションの前に立ち止まってアレコレと考えるのは好きですが、名称にあまりに微妙な横文字が入った物件に住むのは避けたいな、とも思ってます。というのは、「もしもドイツにいる友達に日本の住所を教えることになって、その時に私の住んでる物件の名前がミートハウストラウム(直訳「賃貸住宅・夢」)なんて名前だったら、笑われるだろうな・・・・」なんて想像すると、異様に動揺してしまうのです。

 

これはマンションの名前がドイツ語ではなくフランス語の場合も同じです。近くに川がないのに「リビエール●●」という名前のマンションだったら、フランス語が分かる人にツッコまれないだろうか、、、など心配は尽きません(笑)ドイツに住むドイツ人の友達からも「どうして日本なのに建物の名前がフランス語なのw」なんてバカにされないだろうか・・・なんて考えると、やっぱりこういった物件からは足が遠のくのでした(笑)

 

まあ冷静になって考えてみると、ドイツに住むドイツ人が日本の物件についてどう思おうが「どうでもいい」はずなんですけどね。私もいい加減、この手の「ドイツに住むドイツ人にこれを見られたら恥ずかしい!」思考とはオサラバしたほうがよいのかもしれません。

ところでドイツ語といえば、築地市場が豊洲に移転する際に小池百合子都知事が発した「アウフヘーベン」(aufheben)というのも気になりましたし、いつだったか小池さんが「メルクマール」(Merkmal)なんてドイツ語を出してきたこともありました。

 

まあドイツ語だけでなく小池さんは何かと横文字が好きだったと記憶しております(笑)

 

都民ファースト、アスリート・ファースト、ワイズスペンディング、ハード面・ソフト面のレガシー、ビヨンド2020・・・などなど。



横文字というかカタカナは今や日本の日常の一部ですし、「ここはニッポンなんだから、全部日本語で言うべき!!」・・・・とは思いません。でも、個人的には私自身は「日本語で言えるものは日本語で言いたい」と考えています。

 

だからたとえば「ダイバーシティ」よりも「多様性」という言葉を私はよく使います。全体的に私が書く記事にはカタカナというか外来語は少ないはずです。まあ、横文字を使わざるを得ない場合もありますけどね・・・

 

というわけで、また次回!

 

サンドラ・ヘフェリン

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

サンドラ・ヘフェリン