【今週のドイツ語】Von Luft und Liebe leben
Von Luft und Liebe leben
フォン・ルフト ウンド リーベ レーベン
Vonは前置詞の「から」の意味を持っており、
Luftは「空気」、Liebeは「愛」
そしてlebenは動詞の「生きる」になります。
つまり直訳は「空気と愛から生きている」
これだけ聞いたらなんだかポジティブな意味かなと思いきやそうとは限りません。
実はこちらの意味としては「食べ物なしで、もしくは少量でやっていける」という意味があり、
例えば “Sie lebt ja nur von Luft und Lieb!”=「あの子は空気と愛でしか生きていないわ」と使われた際、
それは「あの子は何も食べるつもりないわ」という意味になります。
残念ながら由来については不明のままですが、
恋をしたり、付き合ったばかりのカップルはフェネチルアミンという名のホルモンを分泌するため
平均よりも食欲が抑制されるのだとか。
確かに好きな人の前だと急にお腹いっぱいになったり、
食べられなくなった経験をした方も一部いるのではないでしょうか?
実際に恋をしているときはテストステロンとエストロゲンなどのホルモンが調節されるため
消化器官に影響が出て、胃がモヤモヤする感覚に至ることも科学的に証明されています。
そのためドイツでは恋をしたときに”Kribbeln im Bauch”=「胃がむずむずする」とも言うのです!
©ドイツ大使館
今週のドイツ語
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