【今週のドイツ語】Auf den Zahn fühlen
Auf den Zahn fühlen
アウフ デン ツァーン フューレン
直訳すると「歯の上で感じる」になります。
なんだか歯が痛そうな予感もしますが、
その由来はまさにそのとおりなのです。
諸説によるとこの言い回しは17世紀終わり、
歯医者がまだ存在していない時代から来ているのではないかと言われています。
当時の人々は歯痛がある場合は、 理容室または村の鍛冶屋のところに訪れたそうです。
技術が発展していない当時の「歯医者」は何をしたのかというと、
健康な歯と虫歯を見分けるために 歯を叩き、
患者が痛がった時にその歯を抜いたのだとか。
なんと痛々しいエピソード。
そのような由来から現在では
相手の能力や知識を具体的に検証したり、試したい時に使ったり、
相手に対して特定の意見を引き出そうとする場合に使われています。
今週のドイツ語
©ドイツ大使館
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