【今週のドイツ語】Zwergenaufstand
Zwergenaufstand
ツヴェルゲンアウフシュタント
Zwerg は童話などに出てくる「小人」
Aufstand は「蜂起」や「反乱」
直訳は「小人の蜂起」です。
通常 Aufstand = 蜂起とは、いわば「革命」のように、(ある程度)組織的に正当な理由を持って今ある体制・制度に対して抵抗するものです。
ただし、「小人たちが蜂起する」のは、ちょっとわけが違います。
これは、特段の理由もなく、とるに足らないことでひどく怒っていることを言います。
たとえばみなさんの職場などにこういう人はいませんか?
大したことではない、他のみんなにとってはどうってことない、本来何の問題もないことに対して何故か怒って騒ぎ立て、言わば「火のないところに煙を立てる」人。
そういう行動をすると「小人の蜂起はやめなよ!」と言われます。
大概「小人の蜂起」は正当な理由もないまま不必要に怒っているので、その抵抗が「革命」のように成功する見込みははじめからありません。
今週のドイツ語
©ドイツ大使館
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