シュパーゲル(白アスパラ)を日本食で楽しもう!【レシピ付き】
みなさんお元気ですか?ドイツはコロナ対策規制が緩和されつつあり街もずいぶん明るい雰囲気になりました。一年のうちで一番お天気が良くて気持ちのいい季節を迎えています。
自然の恵みに助けられていることをひしひしと感じる日々ですが、食いしん坊にとって何よりありがたいのが、この時期は旬のおいしいものがたくさんあること。苺にリュバーブ、そしてなんといってもシュパーゲル(白アスパラガス)!
ドイツ人(と私)のシュパーゲル愛については、以前の記事でたっぷり語っております
>>ドイツが熱狂!野菜の王様シュパーゲル
このような状況下では収穫も販売も大変だろうと心配でしたが、さすがはドイツのシュパーゲル。立派な姿で私たちの前に現れてくれました。今年はいつもの何倍もありがたく、せっせとシュパ活(シュパーゲル活動)に励んでおります。
先日、シュパーゲルの特売品に偶然出くわし、思わず箱買いをしてしまいました。
超極太のシュパーゲルがなんと1.5kgも入っています。
さて、どう料理しようかな。。。
ドイツではオランデーズソースや溶かしバターでいただくのが定番ですが、シュパーゲルは和風に料理してもおいしいんですよ。茹でてわさび醤油マヨでいただくと、それだけでごはん3杯いけるほど(これは私だけかも)
というわけで、シュパーゲル祭りを開催。今回は様々な日本食で楽しむことに。
3日間かけて1.5kgを食べ尽くしました。
初日のメニューは・・・
まずは定番の茹でシュパーゲルを、酢味噌とごまだれの和風ディップでいただきました。
茹で汁はお味噌汁に。+めんつゆとバターで炊き込んだごはんでシュパーゲル定食。
2日目のメニューは・・・
久しぶりに天ぷらにして色んな種類の塩(抹茶塩、フランス・ゲランド産の塩、トリュフ塩)でいただきました。ふだんは揚げ物をする気力がなかなか出ないのですが、シュパ天てめちゃくちゃおいしいんですよねえ!甘酢マリネと茹で汁の味噌汁でシュパーゲルざんまい。
これだけ食べてもまだ残っています。
最終日のメニューは・・・
焼きシュパーゲルのめんつゆ漬けと、めんつゆバターで炒めたシュパーゲル入り混ぜごはん。茹で汁のお味噌汁でフィナーレ。
3日間続いたシュパフェスもこれにて終了です。
1.5kgもあるとさすがに食べごたえがありますねえ。
今回はシュパーゲルの基本の茹で方と、いくつか和風のレシピを紹介したいと思います。
機会があったらぜひ試してみてくださいね。
【シュパーゲルのおいしいゆで方】
シュパーゲルのゆで方は家庭やお店によって様々ですが、ふだん私がやっている方法がこちら。専用鍋がなくてもフライパンを使えば簡単に満遍なく茹でることができ、時間と水の節約にもなります。バターを入れることもありますが、今回はゆで汁をお味噌汁に使いたいのでバター無しで。わさび醤油マヨのほか、酢味噌やごまだれでいただくとごはんがすすみますよ。
■材料(500g分)
シュパーゲル 500g
塩と砂糖 ひとつまみずつ
■作り方
1.シュパーゲルは先端部分を残してピーラーで皮を厚めにむき(皮は捨てない)、根元を2cm切り落とす。
2.鍋かフライパンにシュパーゲルと皮、ひたひたの水、塩・砂糖を入れて火にかけ、約10分~好みの固さにゆでる。
※ゆで汁はとっておいてお味噌汁やスープにするのがおすすめです。
【シュパーゲルのめんつゆバターごはん】
いろんな食材が無限に食べられる魅惑の味つけ「めんつゆ&バター」。シュパーゲルにもよく合います。炊飯器で炊き込むよりも、炒めてから混ぜた方が香ばしくておすすめです。
■材料(2人分)
シュパーゲル 2本
ごはん お茶碗2杯分
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
バター 大さじ1
塩 お好みで
■作り方
1.シュパーゲルは皮をむいて根元を2cmほど切り落とし、1cm幅に切る。
2.フライパンにバターを熱し、シュパーゲルを炒める。
3.めんつゆを回し入れ、焦げないように軽く炒める。
4.3をごはんに混ぜ合わせて好みで塩をかけていただく。
【シュパーゲルの天ぷら】
私が最も好きな食べ方の1つが天ぷら。ほくほくしゃきしゃきでついつい手が伸びるおいしさです。天つゆもいいですが、塩だけでいただくとシュパーゲルの繊細な味が際立つのでぜひ。抹茶塩やトリュフ塩など色んな塩があるとさらに楽しいです。
■材料(2人分)
シュパーゲル 4~5本
小麦粉 大さじ4(お好みで半量を片栗粉にするとよりさくっと軽い仕上がりになります)
水 大さじ4
■作り方
1.シュパーゲルの皮をむき、根元を2cm切り落とし、5cmの長さに切る。
2.小麦粉と水を混ぜ合わせた衣にシュパーゲルをくぐらせ、180度に熱した油で2分ほど揚げる。揚げる時間はシュパーゲルの太さによって調整してください。
シュパーゲルは日本では高価でなかなか手が出ない、という話を聞きます。
今回の記事、目の毒になってしまったら申し訳ありません・・・いつかドイツで思う存分堪能できる日を想像して楽しんでいただけたら嬉しいです。
私も来年もまた会えるかどうかわかりませんから(人生何があるか分かりませんものね)、今のうちにありがたくいただきたいと思います!