【今週のドイツ語】Musikantenknochen
Musikantenknochen
ムジカンテンクノッヘン
Musikanten は音楽家(複数形)
Knochen は骨
なので直訳は「音楽家の骨」です。
これ、誰でも一度は経験したことがあるであろう、あの現象にまつわる体の部位の名称なのですが・・・日本語で何と言うんだろう?
肘の先端をどこかにぶつけた時、ビーーーーーン!または、ジーーーーーン!と腕がしびれますよね。肘をぶつけただけなのに、まるで電流が走ったように指先までがしびれてしまいます。
あの、ぶつけると腕がしびれてしまう肘の先端の部分のことを、ドイツ語で Musikantenknochen と言います。
なぜあんなにもしびれてしまうのか・・・「音楽家の骨」とは言うものの、その原因は実は骨にあるわけではないそうです。あの場所は、ちょうど肌の表面のすぐ下の浅いところに神経が通っているそうで、そのためそう強くない刺激でもあのように腕がしびれてしまうんだとか。
ではなぜドイツ語では「音楽家の」骨というのでしょうか。これには説が色々とあるようですが、おそらく手や指先にまで響くように感じるあの特徴的なしびれ(振動)から来るのではないか、とのことです。
(ちなみに肘は Ellbogen(エルボーゲン)と言います。)
©ドイツ大使館
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