ザワークラウトのフラムクーヘンを作ろう!【ザワークラウ党】
みなさんこんにちは。お元気ですか?不安な日々を過ごしている人も多いと思いますが、毎日しっかり食べていますか?前回はザワークラウトについて書いたところ、思いのほかたくさんの反響をいただきました。早速作ってくれた方もいてとても嬉しいです!
突然ですがわたくしめ、あれを機にザワークラウトのすばらしさを再発見し、新たな使命を見つけてしまいました。美味しいドイツを伝え隊、ここに「ザワークラウ党」を立ち上げ、キャベツで世界平和を目指してまいりたいと思います!(メンバー絶賛募集中!)
脳内でザワークラウ党を結成してからというもの、うちで大量にザワークラウトを仕込み、実験しながらメニュー作りに励んでいるのですが、日々そのポテンシャルの高さに驚いています。こんなに便利で使える食材だったなんて…!
和風洋風エスニックとアレンジは無限大。そのままお漬物として食べるのはもちろん、カット野菜代わりにもなり包丁いらず。あえものやサラダにするとばっちり味が決まりますし、スープに使えばうまみたっぷりの出汁の役目を果たしてくれます。いつもの料理にちょい足しすると、なんとも奥深く滋味あふれる味わいになるのです。
日本では「乳酸キャベツ」と呼ばれ腸活やダイエットによいということで、どちらかというと味よりも健康面の方が注目されていますが、じつはヘルシーなだけじゃなく、料理をおいしくしてくれる魔法のような食材。長期保存できるので、どっさり仕込んでおけばしんどい時でも時短料理の強い味方になってくれるし、とにかくいいことづくめなんですよ。
そんなわけで毎日夢中になってザワークラウト料理を創作し続けていたところ、気が付けばレシピが数十種にもなっていました。このコロナ禍の今、みなさんにも作って楽しんでいただきたく、ここでアイデアをシェアしていきたいと思います。
ぜひご一緒に、ザワークラウ党始めましょう!!
*自家製ザワークラウトを仕込みたい、という方は前回の記事をどうぞ。
発酵するまで待てない、という方は市販品でお手軽に。日本でもドイツ製ザワークラウトが入手可能です。
それでは早速、レッツ・ザワークラウト!
まずはドイツでおなじみのメニューから。
軽食として人気の薄焼きピザ、「フラムクーヘン」(ドイツ語で炎のケーキという意味)
ドイツ南西部とお隣フランス・アルザス地方の名物で、フランス語では「タルト・フランベ」(フランベしたタルト)と呼ばれます。実際には炎でフランベはしないものの、極薄の生地を高温で焼き上げるため、さくさく軽い食感が特徴。
定番のトッピングはベーコンと玉ねぎですが、玉ねぎの代わりにザワークラウトをのっけてみたところ大成功。玉ねぎを切る手間も省けて一石二鳥です。フラムクーヘンの生地は発酵いらずで思い立ったらすぐにできるので、ぜひ気軽に作ってみてくださいね!
【ザワークラウトのフラムクーヘン】の作り方
1枚はザワークラウトとベーコンをトッピング。もう1枚はザワークラウトにりんごとクルミを合わせてはちみつをかけたデザートタイプのフラムクーヘン。甘酸っぱさが絶妙です。
■材料(2枚分)
<生地>
小麦粉 100g
塩 小さじ1/2
水 50ml
オリーブ油 大さじ1
<クリーム>
サワークリーム 100g
塩 小さじ1/4
ナツメグ ひと振り(なくても可)
砂糖 小さじ1/4
<トッピング>
ザワークラウト 30g
ベーコン 20g
りんご 1/4個
くるみ 10g
はちみつ 小さじ2
■作り方
1.ボウルに生地の材料を入れて手でこねて、ひとまとめにする。
2.ベーコンは小さくカットする。りんごは皮ごと薄切りにする。くるみは小さく砕いておく。
3.生地を2等分し、それぞれ麺棒で薄く伸ばし長方形に成型し、クッキングシートにのせる。
4.サワークリームを2等分し、片方に塩とナツメグ、もう片方には砂糖を混ぜ合わせる。
5.生地にそれぞれのサワークリームを塗り、塩味クリームの上にはザワークラウトとベーコンを、砂糖入りクリームの上にはザワークラウトとりんごとくるみをトッピングする。
6.220度に予熱したオーブンに入れ、端の方ががカリッとするまで焼く(約10分くらい。オーブンによるので、焦げないよう注意)
7.りんごのフラムクーヘンにはちみつをかけてできあがり。
このほかにも、野菜やきのこ、シーフードなどなどトッピングのバリエーションは無限大。好きな具を組み合わせていろいろ楽しんでみてくださいね。
ザワークラウトで自炊をラクに、楽しくおいしく。元気出していきましょう!