【今週のドイツ語】Turteltäubchen
バレンタインデーの今日にピッタリな言葉を紹介します。
(die) Turteltäubchen
(ディー) トゥァテルトイプヒェン
die はここでは複数形の定冠詞です。
Turteltäubchen は、Turteltauben に、小さいものや可愛いものにつける語尾 -chen がくっついたもの。
Turteltauben を直訳するとコキジバトという鳩の名前です。
でも、このコキジバトは比喩的に、まだ付き合いたてのラブラブな2人、とてもとても愛し合っている2人、のことを表します。
「お互いのことが好きで好きで仕方ない」というのが、周りの人にも一目瞭然なほどに愛し合っている2人のことです。
もともとコキジバトというのは渡り鳥で、毎年寒い冬を越すと戻ってくるため、「春を告げる鳥」とされていました。
中世の時代には、コキジバトは「誠実さ」や「優しさ」の象徴となり、すでに17世紀には、恋人同士を表す言葉としてTurteltaubenが使われていたようです。
そこから、熱烈に愛し合う2人を「まるでコキジバトのようだね」と表すようになり、また 仲が良いところを見せつける(つまりイチャイチャする)、という意味で turteln という動詞が生まれたそうです。
©ドイツ大使館
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