【今週のドイツ語】Land in Sicht
横浜港のダイヤモンド・プリンセス号に乗船していたドイツ人乗客のうち、新型コロナウイルスの検査で陰性となり、ドイツへの帰国を希望していた人たちは、その他のEUの国々の乗客らとともに飛行機で無事日本を飛び立ち、帰国の途につきました。
新型コロナウイルスとの闘いはもちろんまだ終わっていません。ただ、長い間船内で過ごしていた彼らが、母国へ帰ることで少しでも気が休まることを願っています。
今日紹介するドイツ語は、そんな状況にあてはまる表現です。
Land in Sicht
ラント イン ズィヒト
Land はここでは陸、
in Sicht で視界に入る(入っている)、
という意味なので、直訳は「陸が見える」となります。
これはもともとは海兵さんの言葉。
長く海に出ていた彼らが、陸地が見えた時に "Land in Sicht!"「陸が見えたぞ!」と喜ぶ様子が想像できるでしょうか。
陸が見えてくれば、あとは着くまでもう少し。ゴールはすぐそこです。
つまり、ゴールが見えてきた、終わりが見えてきた、事態はもうすぐ打開できそうだ、こういった時に使う表現です。
今週のドイツ語
©ドイツ大使館