【今週のドイツ語】Arschkarte ziehen
今日紹介する言葉は、実は以前Twitterでサラッと紹介したことがある言葉です。
ドイツ人が大好きなサッカーにまつわる言葉に
Arschkarte
アーシュカルテ
があります。
Arsch は 尻 (実際はケツという雰囲気…)
Karte は カード
で、直訳は 尻カード (ケツカード)となります。
サッカーには、危険なプレーや反則をした選手に審判から出される、イエローカードとレッドカードがありますね。
実はわりと多くの審判は、イエローカードを胸ポケットに入れているのに対し、レッドカードはお尻のポケットに入れていることが多いのだそうです。
どこに入れなければいけないという決まりはないそうですが、取り間違いを防ぐのが目的なんだとか。
そのため、レッドカードのことを話し言葉でArschkarte 尻カードと呼ぶのです。
もちろん、一発退場となるレッドカードは誰だって欲しくないもの。
それはサッカーでも日常生活でも同じです。
つまり、Arschkarte ziehen = 尻カードを引く、とは ハズレくじを引く、運が悪い、といった意味なのです。
Ich habe schon wieder kein Glück. Ich ziehe jedes Mal die Arschkarte!
僕はまた運がなかった。僕はいつもハズレくじを引く!
Wer an Heiligabend arbeiten muss, hat die Arschkarte gezogen.
クリスマスイブに働かないといけない人は運が悪いね。