<わたしとタンデムパートナー>
(deutscher Text steht unten)
みなさんこんにちは。
フライブルク在住の、地元の果物が大好きな磯貝理津子です。
最近は本当に暑い日々が続いています。窓を開けると虫が入るのでなかなか開けられず、でも少しだけ開けて雨戸は閉めて、虫が入らないことを願いながら寝ています。
6月、7月の頭にはテストやプレゼンが多く忙しかったですが、この頃少し落ち着けたので、近場にハイキングに行ったりとちょっとしたお出かけをして、ドイツの夏を楽しんでいます。StaufenやBreitnauやSchauinsland、誕生日前に行きたかった大好きなTitiseeにもまた行くことができました!
大学生が主体となって行う、Japan Abendという日本文化を伝えるイベントをお手伝いさせていただいたり、日独協会のイベントも留学生みんなでお手伝いさせていただきました。時間の流れが速いです。
前置きが長くなりましたが、今回はわたしとタンデムパートナーのことについてお話しします。
彼女は昨年の夏まで上智大学に1年間留学していました。日本語や日本文化に興味があるフライブルク大学の学部生です。彼女とは、週に最低2回は授業の合間などに大学内の図書館で会えるようにしており、ドイツ語や日本語での会話、授業の課題やお互いが外国語でやらなくてはいけない書類などを助け合って行っています。
といっても、会える時にできるだけ会うようにしているので週に4回くらい会っていると思います。彼女から紹介された友達とも仲良くなり、会うたびに近況報告をしたり、わたしの小さな悩みも聞いてくれたりと、みんな優しくとても感謝しています。
ここはドイツですから私は毎日当たり前のようにドイツ語を聞いて拙いドイツ語を話しています。しかし、彼女は日本語を話す時間も聞く時間も日常生活の中でほとんどないでしょう。
ですから、話しかけるときはゆっくり話すように心がけています。彼女も遠慮なくドイツ語を話してくれますから、かなり良いリスニングとスピーキングの練習になっています。
ドイツ語会話といっても、かなり踏み込んだ話もしています。例を挙げると、外国人に対するドイツや日本での人種差別の話や政治の話です。自分の意見を話し、よく相手の話を聞く、そしてまたそのリアクションをする、という流れは決めたものではありませんが、そのような具合で互いの現在の考えをシェアすることもしばしばあります。お互い”外国人になった”という経験がありますから、相手の話を聞くことで新鮮に感じられる事柄はたくさんあります。
人の価値観はそれぞれで、全てを理解することが相手にとっても私にとっても良いことであるのか、その人の考えを自分が何かを判断するときのヒントにすればいいのか、と私はだれかと会話するときにいつもいろいろなことを考えます。彼女も含め、留学を通して様々な人の考え方に積極的に触れたことは財産であると感じています。もしその考えが自分の考えていたことと全く反対であっても、まず耳を傾けることが、心の豊かさや人物を磨く第一歩だと思っています。自分の意思を持たないということではありません。20歳の今、たくさんの刺激を受けた方がよい人間になれるのではないかと考えているのです。
少し話がずれてしまいましたが、彼女と共にいる時、わたしはとても幸せですし、明るくいることができます。勉強のことも生活のことも包み隠さず話せる相手であり、そんな相手に巡り会えた自分は恵まれているなと感じます。
誕生日を一緒に祝ったり、それぞれが旅行に行くと写真もよくシェアします。タンデムパートナーですが、時には同じ目線で物事を見てくれる頼りになるお姉さん、時には些細なことで盛り上がって騒ぐ、同い年の友達のような存在です。わたしの部屋に遊びにきて、料理を作りたくさんのことを話した時間もよく思い出します。いつもお互いを思い合えるこの関係がとても大切です。
なんだか、あれ?もう帰国するのか!?と感じさせるようなしみじみした文章になってしまいましたが、残り2ヶ月の留学生活、彼女と共に居られることを感謝し愛し、勉学に励みたいと思います。
でも会えなくなるのは正直寂しいです...ドイツを離れることをただ悲しいと思うのではなく、自分がただ前に進むだけだと感じながら過ごせたらいいですね。
今回も読んでくださりありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
磯貝理津子
Hallo!
Ich heiße Ritsuko und wohne in Freiburg.
Heute schreibe ich über meine Tandempartnerin.
Sie ist Studentin an der Uni Freiburg und war als Austauschendstudentin bis letztes Jahr an der Sophia Universität.
Wir haben uns dazu entschlossen, uns etwa zwei Mal die Woche zu treffen, aber wenn wir beide keine Zeit haben, oder wir an dem Tag was anderes machen möchten, schreiben wir uns einfach und treffen uns ein anderes Mal.
Wenn wir Tandem machen, sprechen wir in einigen Sprache und haben viele Gesprächsthemen. Zum Beispiel über Rassendiskriminierung. Es ist immer sehr interessant.
Was für mich von interessiere ist, ist eigentlich wie ich ihr Japan und japanisch näher bringen kann. Das ist mir noch nicht ganz klar.
Da es mir wirklich wichtig ist, frage ich oft eine gute Freundin von mir, welche Methoden gut wären. Da sie Pädagogik studiert hat sie immer einen Rat parat. Ich glaube nicht, dass ich eine gut Lehrerin bin und möchte daher mir noch einiges überlegen. Ich möchte mich umhören, welche Ideen und Meinungen andere Studenten dazu haben.
In Freiburg gibt es viel mehr Studentinnen und Studenten, die sich für Japan und Japanisch interessieren, als ich dachte. Da Japan so weit weg ist, bin ich davon ausgegangen, dass das Interesse nicht so groß wäre. Aus diesem Grund war ich sehr überrascht.
Wenn ich traurig bin, ist sie wie eine Schwester für mich.
Wenn wir über viele Dinge sprechen und zusammen kochen, kommt es mir so vor, als ob sie eine Freundin aus meiner Kindheit wäre.
Sie ist mir sehr ans Herz gewachsen und ich werde unsere Zeit immer schätzen.
Ich danke ihr und freue mich noch auf die Zeit die mir in Freiburg bleibt.
Vielen Dank fürs lesen