【今週のドイツ語】Floh ins Ohr setzen
今日紹介するのは
(jemandem einen) Floh ins Ohr setzen
フロー インス オーア ゼッツェン
直訳で、(誰かの)耳にノミを入れる です。
耳にノミなんて気持ち悪っ!って感じですが、耳に入れることから、なんとなく何かを吹き込むイメージがわきませんか?
これは、一度聞いたら頭から離れなくなってしまうような、狂った、バカバカしい、くだらない話やアイディアを吹き込む、ということなんです。
ノミを耳に入れられた人は、ずーっとその話をしたり、そのことばかりを考えてしまい、居ても立っても居られないんです。
例えば、
「友達が、『あなたの子はかわいいから絶対子役スターになれるよ!』って耳にノミを入れてくるんだよね。。オーディション受けさせるべき?いやいやあり得ない…」
「卒業したら就職しようと思ってたけど、やっぱり何か会社作っちゃおうと思ってる!意外と起業って結構うまくいくらしいよ」「待って、一体誰に耳にノミを入れられたの?一度落ち着いて考えなよ!」
こんなふうに使います。
この表現、すでに17世紀には使われていたようで、歴史の長ーい言い回しなんです。
今週のドイツ語
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