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【ドイツオペア留学インタビュー】ーちいさんの場合ー

【ドイツオペア留学インタビュー】ーちいさんの場合ー

こんにちは、イラストレーターのKiKiです!

前回から始まった”オペア留学インタビューシリーズ”好評で、とても嬉しいです。

オペア留学は、人それぞれ方法も、得られる経験や学びも違ってきます。準備方法も、人それぞれです。これから可能な限り色んな人のオペア留学経験をシェアしていくので、『自分だったらどう準備するのか・何を学びに行くのか』の参考材料にしてもらえたら嬉しいです◎

 

さて今回はオペア留学を経験し、現在は夢に向かってAusbildung(職業訓練制度)中のちいさんにインタビューさせて頂きました!

 

ちいさんは”オペア留学”の先輩◎

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Timmendorfer Strandは、バルト海に面したとても美しい街です。

KiKi:初めまして!ちいさん。6月にちいさんの住むTimmendorfer Strandへ仕事で取材に行ったの ですが、バスが交通渋滞に巻き込まれ時間がなくなり、会えず残念でした…。今回、やっと skypeですがお話できて嬉しいです。ちいさんは、私にとって”オペア留学”の先輩です。聞きたいことがたくさんあります!どうぞ宜しくお願いします!

ちい:こちらこそ、どうぞ宜しくお願いします 🙂

 

いつからオペアとしてドイツに来られたんですか?

ちい:2015年の2月後半です。

KiKi:先輩!!

ちい:笑

 

なぜドイツに来たいと考えていたのですか?

ちい:わかんないんです、自分でも。笑

KiKi:笑。ドイツに呼ばれた?

ちい:そう〜、ドイツに呼ばれたの。笑

KiKi:すてき笑

ちい:ドイツがすごく好きで、昔から。小学生の頃、当時高校生だった姉が音楽留学に3週間ほど行っていて、姉がドイツ語の本を読んでいたんですよ。それで一緒にドイツ語の本を読んで、『あ、なんかドイツ語って面白いな』って。笑 それからずっと『ドイツに行きたい』という想いがあり、20歳の時に念願のドイツへ一人旅にも出かけました。そして今度は『ワーホリでドイツに来るぞ!』と、考えていました。

 

”オペア留学”を知ったきっかけは?

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KiKi:私自身もドイツのオペア留学の情報が少なくてを探すのがとても大変だったのですが、ちいさんはどうやってその情報を見つけましたか?

ちい:大学3年生の時にドイツへ旅行に行ったのですが、たまたま飛行機の乗り換えで出逢ったおばちゃんが、ドイツでオペアをしている人のお母さんだったんです。笑

KiKi:え!すごい!!

ちい:その時に『すごくドイツが好きなんです〜!』という話で盛り上がったんですけど、そしたら『オペアやったらいいじゃない!』てなって。笑 その時に”オペア留学”の存在を知りました。全然情報はなかったんですけど、それをきっかけに知り、娘さんとコンタクトをとって”オペア留学”について色々教えてもらい興味を持ちました。

KiKi:すごい、ラッキー!!

ちい:その後普通に就活をして内定も頂き、日本で3年間働いて25歳くらいになったらワーホリでドイツに行こうと考えていたのですが、大学4年生の12月に、その出逢った娘さんに『ホストファミリーが次のオペアを探しているから、応募してみない?』ってメールをもらったんです。迷ったのですが両親とも相談して『応募するだけ応募してみれば?』と言われ、応募してもらえたら採用してもらえることになったので、思い切ってきちゃいました!

KiKi:わー、偶然に偶然が重なった感じですね!

ちい:はい、本当にラッキーでした!

 

オペアvisaに必要なA1の合格証明書が必要ですが、日本で取得しましたか?

ちい:大学3年生の時に、どうしてもドイツに行きたくて2週間だけ語学留学(A1クラス)をしていたんですよ。その時の語学学校に通った証明書でvisaの申請は通りました:)

KiKi:あ、なるほどー!そういうパターンもあるんですね。

 

どこでオペアをされていたんですか?

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ちい:Tübingenという街です。学生の街で、日本学を学ぶ大学があるんです。だから、タンデムパートナーがすごく見つかりやすいんです!”ネッカー川”という川がとても綺麗です。

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”Stocherkahn”というボードが有名です。是非来られた時は、乗ってみてくださいね!

 

 

ホストファミリーの家族構成を教えてください。

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ちい:日独ファミリーで、ホストキッズは4歳の女の子1人です。会話は、ホストキッズの日本語教育の目的もあるので日本語でした。

 

 

オペア留学の1週間の簡単なスケジュールを教えてください!

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ちい:月〜金曜日が仕事でした。両親が朝6時に家を出てしまうので、洗濯をして、朝9時までに、子供を起こして支度を手伝って幼稚園に送る!そのあとはフリーなので、語学学校に行ったり、図書館に行って勉強したりタンデムをしたりしていました。フリーの後に夕食の買い物、夕食の支度、そして17時に子供を迎えに行って、夕食を一緒に食べて、両親が帰宅する大体19:00ぐらいまで一緒に遊びます。あと子供からの指名があれば笑、シャワーのお手伝いもします。笑 2日に1回掃除機かけ・2週間に1回バスルームの掃除というのもお仕事でした。

 

1年間でドイツ語C1!その勉強法を是非教えてください。

KiKi:ちいさんのブログに、1年間でC1まで行ったと書いてありましたが、ほんとすごいですね!

ちい:そう〜泣きながら勉強しました。苦笑 オペアの仕事の関係で、語学学校と時間が合わなくなってしまったんです。4ヶ月だけ語学学校に通いました。プライベートの学校にB1を6週間、Volksschule(市民学校)B2を6週間、C1を3週間だけ通いました。あとは、タンデムと図書館通いで頑張りました!タンデムパートナーはは日本学を学んでいる学生で、その時3人いました。だから各1人週1で会って、私は週3タンデムしてました。笑 それから、ドイツに来てからドイツ人の仲良しグループに入れてもらって、日本人とはあまり話さないようにして自分を追い込んでいました。

KiKi:素晴らしい…!そういう環境作り、大切ですよね。

 

オペア生活を通して、知った驚いた・面白い文化はありましたか?

ちい:驚いた文化は、幼稚園のイベントに両親が来ること!日本だったら、お母さんだけ来ることはあっても、なかなかお父さんも仕事を切り上げてくるってことは難しいと思うんです。でも、ドイツは両親が仕事を切り上げて来るんです。

KiKi:確かに。

ちい:あとは、ドイツ人は子供が小さい頃から両親と別々で寝かせる習慣があること!それは最初すごくびっくりしました。かわいそう!って思って!

KiKi:日本は仲良く川の字スタイルが基本ですもんね。それは、私も驚いた文化の違いです。小さい頃から、自立を促すんですよね。

 

オペア留学で楽しかったこと・大変だったことはなんですか?

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ちい:今思い出すと、毎日がパワフルなホストキッズとのたたかいで、それが大変だけど、それが可愛くて楽しかった出来事ですね。

KiKi:わかります。私も、オペアを卒業して最初の1週間くらい、静かすぎてなんだか抜け殻みたいになりました。苦笑

ちい:笑

 

 

実際にオペア留学をしてみて、『日本でこれをしておいたほうがよかった!』ということはありますか?

ちい:Fumiも言ってたと思うけど…ドイツ語の勉強ですね!笑

KiKi:そうですね!笑

 

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そうしてオペア留学を通してドイツ語を習得した、ちいさん。

現在は自分の夢の次のステップとしてホテルのAusbildung(職業訓練制度)をしています。そのことについても、お話を伺いました。

 

 

『Ausbildung(職業訓練制度)』とは、どういう制度なのでしょうか?

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ちい:仕事と学校が合わさったシステムです。日本でいう専門学校の実習が多いバージョンと考えてもらえれば、近いかな…?職種や州よって内容が変わってくるので一概には言えないのですが、2週間学校・2週間仕事のところもあれば、私のところのように週4働いて・週1学校、というところもあります。

KiKi:専門的で、手に職をつけたい人たちが行くのがAusbildungですよね?

ちい:そうですねAusbildungをすると、その学んだ仕事しか就けなくなるので…。例えば、私はホテル業でしか働けない資格になるんですね。その仕事を一生していきたい!という人がAusbildungを選択していきます。

KiKi:もしAusbildungをしていて、途中で『何か違うな』と思ったら進路変更は可能なのでしょうか?

ちい:進路変更は可能ですが、また1から他のAusbildungをしていく必要があります。でも結構、進路変更していく人もいますよ。

 

 

ちいさんは今ホテルでAusbildungをされていますが、なぜホテル業を目指したんですか?

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ちい:最初に日本で就活をしたというお話をしましたが、それもホテル業だったんです。私本当に接客が好きで、ずっとホテルで働きたいと考えていたんです。ドイツに残りたい、ホテルでも働きたい…よし、ホテルのAusbildungをしよう!という感じですね。

KiKi:そっか、全部がつながっているんですね!接客にも色々あると思うのですが、なぜホテルだったんでしょう…?

ちい:学生の頃パン屋さんでバイトしていた時に、接客の面白さに気づいたんです。人に喜んでもらうことをすることがとても好きで、もっと人との距離が近い接客の仕事を、と考えた時に”ホテルで働きたい!”と思ったんです。

KiKi:なるほど…!私もちいさんとこのインタビューの件でメールでやり取りをしてる時に、メッセージの気遣いが嬉しいなと思って読んでいました◎

ちい:ありがとうございます。笑

 

『Ausbildung(職業訓練制度)』先は、どのようにして見つけましたか?

ちい:日本の就活と同じで、ネットで見つけて応募していきます。送る書類も、履歴書と志望理由書などです。返事が来たら、面接をして、合否の結果を待ちます。私は5つくらい送りましたが、今の所しか面接に呼ばれず、あとは書類審査で落ちてしまいました。苦笑

KiKi:外国人がAusbildungに応募することって、難しいんでしょうか?

ちい:職種によると思います。ドイツ人ができる仕事の場合、外国人を雇う必要がないとしてvisa申請が難しいという話を聞いたことがありますが、ホテル業は多国籍であることが武器になったり、受け入れられる職種なので、そんなに厳しくはないと思います。

 

『Ausbildung』の簡単な1日のお仕事の流れを教えてください。

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ちい:月ごとに部門が変わるのですが、今はフロントにいます。シフトにもよりますが、チェックアウト・チェックイン、昼間は部屋の鍵のチェック・お客さんの質問対応・駐車場の予約・電話対応・クレーム対応などをしています。

KiKi:もう、ドイツ語ができないと話にならない仕事内容ですね…。

ちい:私のブログにも書いているんですが、Ausbildungはドイツ語必須です、逃げ道はないです。

 

『Ausbildung』後の夢や、計画を教えてください!

ちい:クルーズ船で働きたいと考えています!

KiKi:えー、かっこいい!!!

ちい:ヨーロッパとか、、世界中周る船とか、、今探してます。笑

KiKi:世界中を周る船になったら、今度は英語も必要になってきますよね。

ちい:うん、英語必要。ドイツ語、英語、、この間日本語が必要な求人も見つけて気になっています。でもホテル業は多くの言語が話せるほど有利なので、英語はもちろんなのですが、もう一つ言語を学ぼうかなと考えています。今気になっているのは、韓国語です。

KiKi:すてき。。。

ちい:あとはvisaの関係もあるのでチャンスがあればなのですが、日本のホテルでも3ヶ月ほど働いて、日本のサービスもきちんと学んでみたいです。やっぱり、サービス業は日本がとても優れていると思うので。

KiKi:うんうん。きっとできるチャンスが来ると思います!

 

それでは最後に。オペア留学に挑戦したい!ドイツで働きたい!と考えている読者の方たちにアドバイスをお願いします◎

ちい:下調べは、入念に!

KiKi:それはとっても大事!

ちい:そして、ファミリー探しは慎重に!

KiKi:それもとても大事。ファミリー探しのポイントなどはありますか?

ちい:仕事内容の確認と、果たして自分ができるのかよく考えて決めること!

KiKi:そうですね。大事ですね!オペア留学をして、よかったですか?

ちい:うん…もちろん楽しいことばかりじゃなくて、大変なこともたくさんあったけれど、今となってはしてよかったと思います。オペア留学を通して、自分の弱点が見えました。人として、一回り成長できたと思っています。

KiKi:うん、私も全くその通りの感想です。

ちい:笑

KiKi:今日は貴重なお休みの日に、ありがとうございました!今度こそ、逢いましょうねー!

ちい:会いましょう!

 

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ちいさんのTwitter:@chiochips_jp

オペア留学やAusbildungについて書かれているブログ:https://goromogu.hatenadiary.com/

検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

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【オペア留学を検索してたどり着いて下さった皆様へ】

私のオペア留学経験は、すべてこちらのYoung Germanyの記事に書いております。少しでも多くの方に「オペア留学」という選択肢を知ってほしいという気持ちで経験をシェアしていました。しかし、未だにvisa取得方法、滞在に必要な保険、税金等のお問い合わせが大変多く、本当に困っています。

visa取得方法、滞在に必要な保険等については外人局・各管轄の方にお問い合わせください。私はそういうサポートは一切やっておりませんし 、最新で正確な情報はそちらに問い合わせた方が確実です。私がオペアをしていたのは2016年で情報が古いですし、当時もすべて自分で各管轄に問い合わせました。それくらいの行動力、自己解決力がないと現地での生活は難しいかと思います。

私はオペア留学のエージェンシーではありません。現在はフリーでイラストレーター・コラムニスト、執筆業をしております。仕事に重要なメッセージが埋もれてしまい、大変困っています。返信を催促されましても、対応いたしませんのでご了承ください。

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KiKi

イラストレーター/コラムニスト

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio / Youtube

※visa取得方法、滞在に必要な保険等についてはお住まいの、又は住まれるご予定の外人局・各管轄の方にお問い合わせください。そちらの方が確実ですし、私に返信を催促されましても、対応できませんのでご了承ください。

Instagram : @kikiiiiiiy

KiKi