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ドイツに留学してみましたヾ(*´∀`*)ノ

『留学を生涯の財産として残したい人に日記の執筆をお勧めする理由』

こんにちは!

ドイツ人で溢れるスペインのマヨルカ島でリフレッシュしてきた藤井里奈です。

先日ハイデルベルクで友人とカフェ(室内)にいた時のこと。長そでのシャツの中でハエのような「何か」が動いていると思ってごそごそしたところ、思ってもいなかった激痛に襲われました。急いでシャツをめくってみたところ、私の腕に押し潰されてぺったんこになった(蜂さんごめんなさい。)がコロりと床に落ちました。初めてに刺されました。気温の上昇とともにドイツで大量発生しているWespe(スズメバチ)、見た目は黄色くて可愛らしいのですが、その小さな身体が人間に与える痛みの大きさは侮れるものではありませんでした… そして一応病院に行っておこうと思ったのですが、夕方までやっている病院を探すのは一苦労でした (;O;)

 

今回の蜂事件に限らず、生きていればあらゆるハプニングを経験します。特に文化や言語の違う外国に留学をしていると、時にはハプニングなどという簡単な言葉では片づけられないような困難や壁に出くわすことがあります。終わってみれば「全てが楽しかった」と言える留学だとしても、留学をしている時は言語の壁文化の違い人間関係などの悩みと向き合わなければいけない時間が多かれ少なかれあるはずです。日本にいるときのように気軽に相談できる家族や友人が必ずそばにいるとも限りません。

そのような時に少しでも悩みを軽減する一つの手段としておすすめなのが日記を書くことです。私が高校生で初めてドイツへ留学した時、留学中に経験することを忘れたくないという思いで普通の小さめのノートに日記を書いてみることにしました。

1回目のドイツ留学で使っていたノート

高校のドイツ留学で使っていたノート

 

 

 

 

 

 コツコツ物事を続けるのが苦手な私が日本で日記を書いたのは小学校二年生の時以来ですが、1年間という有効期限付きで毎日日記を書くことにしました。最初は自分の思いを綴ることに少し恥ずかしさもありましたが、留学生活を送る中で、日記を書く時間こそが自分と正面から向き合うことのできる最適な時間であることに気付きました。

 日記に記すのは何も特別な出来事だけではありません。目標や夢が叶って最高に嬉しかったことや、些細だけど心が温まった出来事なども日記に書きました。日本に帰国をする時にはドイツ人のホストファミリーや友人に「みんなと過ごした1年間は絶対に忘れないよ」と言ってお別れをしてきたのですが、人間である以上、些細な出来事まで日付付きで記憶をするのは物理的に不可能です。しかし、毎日日記に残しておけば約4年経った今でも、あるいは50年後、100年後でも、その当時の出来事や心情を事細やかに思い出すことができるのです。日本に帰国し、すぐに大学受験を迎えたわけですが、1年間自分と向き合ってきた証でもある日記を読み返す度にモチベーションを向上することができました。

 

さりげなく始めた日記の効果にすっかり魅了された私は今回の大学での留学でも毎日日記を書くことを習慣としています。

今回はノートもバージョンアップ

今回の留学で使っているノート

 

 

 

 

 

今回はさらに新しいことを何か始めてみたいと思い、下手ながらも小さな挿絵を毎日の日記の横に描くことにしました。これが意外と楽しくて小さな息抜きになったりします。どうしても時間のない時や早く寝なければいけない時は、数行でも、あるいは数文字でも良いから書くようにしています。

ハイデルベルクの街並み…のつもり

ハイデルベルクの街並み…のつもり

右上の数字は留学開始からの日数を表しています

右上の数字は留学開始からの日数を表しています

 

 

 

 

 ちなみに現在は350日目。1年記念まであと少しです!

 

そして日記と同時進行で記しているのが「成長ノート」です。日記に自分の心情を記すのだとすれば、こちらのノートには日々の気付きや発見を残します。このノートは「トビタテ!留学JAPAN」という官民共同海外留学支援制度で奨学金を頂けることになってから、インプットだけでなくアウトプットすることの大切さについて学び、始めた習慣です。私はこのノートには毎日ではなく何か特別な気付きや発見があった時のみ書き込んでいます。

※「トビタテ!留学JAPAN」に興味のある方はこちら→ https://www.tobitate.mext.go.jp/ 現在第10期の募集が行われています。

難民支援ボランティアでの気付き

難民支援ボランティアでの気付き

時には心に響いた言葉も!

時には心に響いた言葉も!

 

 

 

 

 

 

今世界のどこかで留学生活を送っている方、ノートとペンさえあれば今すぐ始められる習慣です。二度と取り返すことのできない留学中の時間を心の中だけでなく文章として形に残してみませんか?たくさん壁に当たって悩んでそして成長したという記録は、いつか振り返った時に必ず人生の財産となること間違いなしです!

藤井里奈

 

著者紹介

上智大学ドイツ語学科学生チーム

上智大学外国語学部ドイツ語学科在籍中の大学3年生(2019年4月現在)。2018年夏学期〜2019年夏学期 までドイツ各地に留学中。 真野 萌(Bonn) 大橋 ふみな(Heidelberg)磯貝 理津子(Freiburg)

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