『ドイツのディズニーリゾート!? ヨーロッパ人気第一位のテーマパークとは』
こんにちは!
7月に入り、段々迫ってくる期末試験の恐怖に追われている藤井里奈です。
約一年半あった私のハイデルベルクでの留学生活も気付けば半分以上が過ぎ、残すところあと半年となってしまいました。このまま永住したいと何度も思うくらいたくさんの素敵な出会いとドイツならではの貴重な経験に恵まれ、充実した留学生活を過ごすことができています。
SNSの普及で簡単に電話やメッセージを送ることができるようになった現代では、(それとも私の性格上かはわかりませんが)ホームシックになることもまずありません。唯一恋しくなるとしたら日本食やペットくらいです。あとは東京出身の私にとって「あればいいのにな~」と願ってやまないのが『ディズニーリゾート』です。半年に一回は行っていたディズニー。ディズニーのモデルとなったヨーロッパの街並みの“本場”はこちらのはずなのに、あのライトアップされたパークや壮大なショーの数々が恋しくなる時があるのです。
そんなある時、ハイデルベルク大学で共に学んでいる友人に突然言われた一言。「今週末天気が良いみたいだから“Europapark(ヨーロッパパーク)”に行こうよ!」…ドイツ語でPark(パーク)は公園という意味なので、ハイデルベルクの近くにある公園のことでも言っているのかと思っていたのですが、よくよく調べたらなんとヨーロッパで第一位の人気を誇るテーマパークだということが発覚しました。
ハイデルベルクからバスもしくは電車で約2時間、フライブルクの少し北寄り、フランスの国境付近のルストという街にあります。日帰りで行くこともできますが、パーク内にはいくつかのホテルも併設してあります。入場料は大人は49.50ユーロ(冬は44.50ユーロ)、4歳から12歳までの子供は42.50ユーロ(冬は37ユーロ)です。
パークに着くと早々に感じるのが、まさにディズニーリゾートに来たかのような高揚感。パークのどこに行ってもそれぞれに合った音楽がかかっていて常にワクワクすることができます。
ヨーロッパパークはヨーロッパの国々をテーマにした13個のエリアと、そこに併設する72個のアトラクションから出来ています。面積は95万㎡で、ディズニーランドとディズニーシーの二つのパークを合わせたぐらいの大きさで、かなり広いです。
レストランやカフェもそれぞれの国に合わせた料理が提供されています。
テーマパークの要ともなるジェットコースターの数は13個あります。パークが大きいからかディズニーほどの混雑に出くわすことなく、私たちは一日でその半分のジェットコースターを体験できました。スリル度はディズニーと富士急ハイランドのちょうど真ん中といった具合です。
もちろん子供やお年寄り向けのアトラクションもたくさんあり、幅広い年代の方々が訪れていました。
パークの致るところに咲く花々によって散歩をしているだけで楽しめます。驚くべきはペットの連れ込みが可能で、ワンちゃんも一緒にお散歩ができるという点です。
また、パーク内にはまるでディズニーのモノレールを連想させるような乗り物も走っています。
パーク内はとても清潔でディズニーリゾートに劣っていません。ディズニーで有名なあのキャラクターまで!?と思ったらどうやらヨーロッパパーク独自のキャラクターだったようです。どうしてわざわざネズミにしたのでしょう(笑)ヨーロッパパーク自体は想像していたよりもお客さんが多く、賑わっていたのですが、Euromaus(オイロマウス)くんは少し寂しそうにこちらを見ていました。
しかし、ヨーロッパパークにおける一番の衝撃はなんとパークが18時には閉園するということです。遊園地と言えば日暮れになるほどイルミネーションによって一番輝く時間かと勝手に思い混んでいたのですが、どうやらドイツでは遊園地でも節電や従業員の負担を優先するようです。日が長い夏では18時というとまだ明るく、まだ帰りたくないと心残りになります。「また来たい!」と思わせる戦略でしょうか…。
ここまで紹介してきたヨーロッパパークの魅力は伝わったでしょうか!?一番近くてもパリまで行かないと味わえないだろうと思っていたディズニーで味わえるような高揚感を実はこんな近くで味わうことができるだなんて思ってもいませんでした。今回私たちは時間がなくて見ることができませんでしたがパーク内には質の高いショー(特にアイススケートショーが人気なのだとか)も見ることができます。今回の初訪問で「次回は泊まりがけで行きたい!」という気持ちにさせられました。
ドイツでも夏になり天気の良い日が続いています。プールやBBQなどの王道な過ごし方も良いですが、たまには気晴らしに少し違った夏の楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。
藤井里奈