ひげブーム
ドイツ総領事館に居候しているリョウちゃんからメールが届いたよ♪
今日の話題は・・・=^_^=
久しぶりにケーラー総領事を見ると、あらあら立派なおひげが!
思わず「ひげが・・・」って言ってしまったら、
「似合いませんか?」だって。
お似合いだけど、いつもの顔と違うのでびっくりしちゃったニャン。
休暇中に何となく伸ばして、そのままなんだそう。
そして、ふと周りを見回すと、総領事がひげを伸ばしたことで、ドイツ人スタッフ全員(もちろん男性だけ)が「ひげ族」だニャン!
総領事のように頬まで髭を生やしているタイプが3人、口の上だけが2人、そして、あごの周りだけが1名・・・
全体的にちょっと伸びたひげのタイプはドイツ語で「3-Tage-Bart」(三日ひげ)って言うんだって!
ぴったりの命名♪
「男性ドイツ人が全員おひげを伸ばしてますね」って総領事に言うと、
「これは『バルトの楽園』ですね!」だって!
(バルトはドイツ語で「ひげ」の意味)
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実は、100年前の6月1日に徳島県・鳴門市にある板東俘虜収容所にいたドイツ兵がアジアで初めてベートーヴェンの「第九」を演奏したんだニャン。
このドイツ兵たちは、第1次世界大戦時に中国の青島(チンタオ)で日本軍の捕虜になった人たちの一部で、この板東俘虜収容所には計1000名のドイツ兵たちがいたんだ。
ここではとても人道的な扱いを受け、ある程度自由が許されていて、自分達でパンを作ったり、オーケストラを作って音楽を演奏したり、また、地域の日本人住民とも交流があって、「ドイツさん」と呼ばれるようになるほど親しかったんだ。
『バルトの楽園』はそのエピソードを映画化したもので、2006年に上映されたんだニャン。
「『第九』アジア初演100周年」記念コンサートには、ヴルフ元大統領やドイツ兵の子孫の方たちが来て、総領事ももちろん出席したんだ。
その記憶が新鮮で思わず「バルトの楽園」って言葉が思いついたんだね、きっと。
(08. Juni 2018)
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