留学生活の中から個性を見つめる
こんにちは(*^^*)
フライブルグのみおです!
もうすぐ6月ですね。
今はバラやピオニーが見頃を迎えています。
アヤメの花もありました!
驚くことに、公園に訪れる度に違う花たちが私を迎えてくれます。それぞれ自分の出番の時に自信たっぷりに花を咲かせる様子は、まるでファッションショーを見ているかのようです。
個性豊かなお花たちを見て、私たちも個性をもっと大事にできたらいいなと思いました。特に日本は協調性が重要視されているため、しばしば個性が圧し殺されてしまいます。留学を通して、このことをより一層実感するようになりました。ドイツでは個性がとても尊重され、「自分は自分。他人は他人」と自己との境界線がはっきりしています。普段の会話から政治の話を平気ですることもマイスター制度が国家資格であることも、その一例だと思います。
さてさて、今回はフライブルグ大学の学食について少し紹介したいと思います。
ここフライブルグは大学町であり、かつ留学生が非常に多いです。そのせいか、大学の食堂(いわゆるメンザ)も様々な国の料理を提供しています。
なんとビュッフェがあります。ドイツ料理をはじめ、イタリア、フランス、ギリシャなどのヨーロッパの料理から、中東やアジアなど世界各国の料理が食べられます。学食なのでレストランほどではありませんが、みんな普通に美味しいです。
友だちとシェアしながら食べました。
次の写真は通常ランチの時のものです。
ファラフェルという名前の中東料理で、ひよこ豆からできたコロッケのことをいいます。
フライブルグは学食も個性豊かです!笑
ドイツに来て半年以上経ちますが、やはり日本食が私には一番合っていると痛感する今日この頃です。生まれ育った風土の影響はとても大きいのです。
残念ながらフライブルグでは日本食を簡単には食べれません。日本食もあることにはあるのですが、ドイツ人向けにアレンジされていたり、お値段がとても高かったりするのです。そこで私は、日本で食べていたもので、ドイツでもよく食べられているものを選ぶようにしています。例えば、果物や野菜です。日本より安くて美味しいですし、実はヨーロッパでは柿やみかん、びわなども普及しているんです。
このように、無理に自分をドイツ料理に慣れさせるわけではなく、工夫しながら妥協点を探しています。同じように個性もすべてなくしてしまうのではなくて、臨機応変に柔軟に対応できたらいいのではと私は考えています。
ドイツでは難民の同化政策がよく社会問題として取り上げられますが、これにも通じることではないでしょうか。個性があり違いがあった方が絶対におもしろいです。さっき冒頭で紹介したお花たちを見ても一目瞭然です。
でも時にはその違いが衝突を生み出します。妥協案を見つけるのは容易ではないですが、苦労しもがきながらでも努力していくことが大事だと思います。個性はそう簡単には変えられません。実際に私も食事に関してちょっとした苦労をしています。笑
こんな小さいことを通しても、様々考えられるこの留学生活は私にとって本当に貴重な時間です。留学できたことへの感謝の気持ちが溢れます。日本への帰国を3ヶ月後に控えた今、感謝しながらもっともっとたくさん学んで考えて、多くのものを得たいと思います。