ベーテルは神の家
みなさんは「ベーテル(Bethel)」を知っていますか?
ケルンやドルトムントなどブンデスリーガのチームが多くあり、州都デュッセルドルフは日本の企業進出が盛んで多くの日本人が住んでいる、そんなノルトライン=ヴェストファーレン州のビーレフェルト近郊に位置する医療・福祉施設のこと。
てんかん、知的障害、精神疾患を持つ人々が生活をしているんだ。
正式名は第2代施設長のフリートリッヒ・フォン・ボーデルシュヴィング牧師の名前を冠し「Die von Bodelschwinghschen Stiftungen Bethel(フォン・ボーデルシュヴィング慈善団体ベーテル)」。
このベーテルが今年設立150周年を迎え、その歴史を振り返り活動を紹介する「フォン・ボーデルシュヴィング慈善団体ベーテル150周年記念写真展」が各地で行われるのに先立ち、先週大使公邸で写真展を皇后様がご覧になられたんだ。
皇后様は1993年に天皇陛下とともにドイツを訪れた際にこのベーテルを視察され、2009年に大使館アトリウムで写真展が行われた際もお越しになられたんだ。
ベーテルはヘブライ語で「神の家」という意味。
困難な歴史も経験し、現在も多くのハンデを持った人たちが生活。
ドイツはもとよりヨーロッパでもとても有名なこの施設は、多くの人たちがその活動を支えているんだ。
写真展では柔道に励む若者や、すばらしい芸術作品の数々も紹介。
現施設長のポール牧師からはフォン・ヴェアテルン大使にベーテルのミヒャエラ・ゼレさんの作品が贈呈され、大使はとても喜んでたニャ=^_^=
巡回写真展の予定は、とちぎ日独協会のホームページ(http://jdg-tochigi.plala.jp/)に掲載される予定。
お近くで展示の際はぜひ見てニャ=^_^=
(27. November 2017)
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