『太陽は黄色だ! Die Sonne ist gelb!』
ヴォルフガング・ヘッセ(Dr. Wolfgang Hesse)さん作、深瀬昭子さん訳の『太陽は黄色だ! Die Sonne ist gelb!』をご紹介。
著者のヘッセさんは本書の目次に「伝記作家」とあり、本書はある芸術家の伝記である。(とは言うもののこの芸術家はまだご存命♪)。
ということで申し訳ないが今回のテーマはヘッセさんのことではなく、この本に書かれている芸術家 ー ヨハネス・アイト(Johannes Eidt)さんのこと。
「2006年に70歳になった」と本著にあることから今年で御年81歳。
ドイツはニーダーザクセン州オスナブリュック出身のグラフィックデザイナー(Grafiker)。
アイトさんは学生時代東京芸術大学で美術を学び、のちに母校の教壇にも立ち、日本の「春陽会」の会員でもある。
なぜオスナブリュックの芸術家がここまで日本と関わりが強いかといえば、学生時代に旅行で日本を目指し、のちに伴侶となる日本人女性と出会ったから。
今から半世紀以上前の世界旅行は、「冒険」と表現してもいいかも。
そんなサバイバルな旅行記や奥様との出会いのロマンスもある本書のカバーは、実はアイトさんの作品を裏返して使っている・・・これはお嬢さんでやはりグラフィックデザイナーのリサさんのアイディア♪
そんなアイトさんが来日し、友人でアイルランドを代表する画家リチャード・ゴーマン(Richard Gorman)さんと浦和の柳沢画廊(http://www.yanagisawagallery.com)で2日限定(9月23日・24日)の「ヨハネス・アイト/リチャード・ゴーマン展」を開催すると知りお出かけ♪
画廊ではアイトさんとゴーマンさん、そしてアイトさんの奥様にお会いできました♪
ゴーマンさんの作品は和紙に特殊な技術で色を付けているとのこと。
おふたりの作品を拝見して気持ちがほっこり♪
芸術の秋にふさわしい展覧会でしたニャ=^_^=
(24. September 2017)
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