巨人の思い出
先週6月16日にドイツ統一の立役者、ヘルムート・コール元ドイツ連邦共和国首相が87歳でお亡くなりになりました。
1982年から1998年にかけて西ドイツ、そして統一ドイツの首相を16年という長きに渡って務め、日本にも東京サミットの2回を含む計5回(ラインラント・プファルツ州首相時代を含めると6回)訪問。
コールさんと言えばその巨体が印象的。
宿泊した帝国ホテルのエレベーターに乗り込む時、お付きの方が全員乗れなかったり、迎賓館のベッドはエキストラのマットを使って長さを調節したり、用意した防弾車のセダンには乗らず随員が乗る大型バスに乗ったり・・・
ドイツ大使館と総領事館は弔問記帳を受け付け。
薗浦外務副大臣をはじめ政治家の方々、各国大使、元駐独日本大使、そして一般の方々が多く記帳にお越しくださいました。
葬儀は7月1日にドイツの「国葬」ではなく欧州議会があるフランスのストラスブールで初の「EU葬」が執り行われることが決まる。
平和を願いドイツとヨーロッパを導いた巨人のご冥福をお祈りします。
(21. Juni 2017)
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