多国籍クラスでの出会い
お久しぶりです!パーダ―ボルン大学に留学中の三竿佑莉です!
DSHの試験が2週間後にせまり、まったく余裕がない近頃ですが、本場のクリスマスマーケットに足を運んだり、アドベントカレンダーを買ってみたり、クリスマスを楽しんでいます。
先週末旅行したドレスデンについての感想を書こうと思ったのですが、印象的だった出来事があったので、そちらについて書きたいと思います!
先の投稿でも述べた通り、DSHコースにはビザを取りたい人、職を得たい人、ドイツの大学で勉強したい人など、現在いわゆる「学生」ではない人たちが通っています。国籍も様々で、セネガルからロシア、イラン出身のひとたちと共に日々ドイツ語学習に文字通り終われています。Miitelstuffe1(いわゆるB1)クラスにいる私たちは、お互いスムースではないドイツ語で四苦八苦しながら意思疎通を試みて、最近は打ち解けることができ「全員で合格!」を目標に切磋琢磨しています。
生徒の中にはもちろんシリア出身の人たちもいます。先日イラン、ウズベキスタン、シリア出身の友達と決起集会という名ばかりのご飯会をしました。何気ない話の流れから戦争の話になったとき、私がいかに守られて育ってきたか、戦争の影響を理解していないかを思い知らされました。シリアで起こっている戦争は、決して「日常」ではないと友達は話してくれました。突然ずっと続くと思ってた日常や未来が崩れていくのを目の当たりにした友達を前に、私はなにもいうことができなかったのです。あまり語りたがらない、忘れたいという友人や、経験してはないが、その痕跡と共に成長してきたイラン出身の友達たちとの会話は、改めて私に「留学の意義」を考える機会を与えてくれました。この留学も、とても守られ恵まれ、そして与えられてたチャンスです。
彼らがしてくれた話や、ウズベキスタンからきた友達の話や事情をうまく伝えることはできませんが、一年間のチャンスの中でのこの出会いは私がDSHコースをとったことの一番得たものかもしれません。
次の更新ではドレスデン旅行について触れられれば…。
こちらもとっても温かい思い出なので、是非更新したいと思います♡
素敵なクリスマスマーケットの様子を先出しさせてもらいつつ、このへんで失礼します!
04.12.2016 三竿 佑莉