ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

クリスマスのこと

クリスマスのこと

お久しぶりです。生徒証でバイロイトの電車には乗れないT.Yです。この頃Alleドイツ語oder英語の大学の授業の課題に四苦八苦していたら、だいぶ日が開いてしまいました。

冒頭の写真は、ドイツ恒例のクリスマスカウントダウンカード"Adventkalender"です。Adventとは日本語では「待降節」といい、クリスマス前の四週間のことを指します。ドイツはさすがキリスト教の国、クリスマスに関する用語がたくさんあります。
見ての通り、一日ずつ日付のついた小窓を開けていきます。普通なら、その小窓の中には絵やチョコレートといったお楽しみが入っているものなのですが、私はけちってカードのみのものを買ってしまいました。ちょっと後悔していたりしていなかったり(笑)
小物付きAdventkalenderは、普通にスーパーとかで売っています。身近ですね。

日本も十一月に雪が降ったと聞きましたが、日本の今の気候はどんなもんなんでしょうか。バイロイト?まあそれなりに寒いですよ、手がかじかんで外ではケータイを扱う事すらままならない程度です。先週は結構暖かったのですが、今週は寒さが無事戻ってきてくれちゃいました。さ む い。

さて今回は、石川君もUpしていたドイツのクリスマスについて書こうと思います。

ここバイロイトでも、先週末からクリスマスマーケットが始まりました。

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バイロイト一番の大通り、マクシミリアンシュトラーセだけの開催ですが、それなりに出店も出ていて華やかです。金曜の夜には、週末を控えたドイツ人たちが集まって賑やかです。
私はまだここのクリスマスマーケットを体験してはいないのですが、きっと近いうちに行くと思います。まあ住んでますしね(笑)

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バイロイト市民大好きなショッピングモール、ロートマインセンターも気づかぬうちにクリスマスバージョンです。
ドイツでは気が付かないうちに道路や町がどんどんクリスマス仕様に装飾されていって、「いつの間に!?」と驚くことが何度もありました(笑) ドイツの本気を見たぜ…

というように、ドイツは来たるクリスマスを心待ちにしているかのように華やいでいくのですが、一方で世界には様々な苦難に苦しみドイツのようにクリスマスをお祝いできない国々や人々も確かに存在するわけです。
ドイツには、そんな人々にもクリスマスの幸せを送る素敵な制度があります。

 

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それがこちら。といっても、見ただけではわからないと思いますが。
これは、世界の貧困国に暮らす子供たちのためのクリスマスプレゼントになる箱なのです。
そう、ドイツ人は、貧困国の子供たちのサンタになるのです!!

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ここバイロイト大学も、大学内のイベントとしてこの催しを開催していました。この箱を持っていたドイツ語のクラスメートに話を聞いてその事を知った私、一念発起して参加してみる事にしました。このクリスマス制度は、日本にいる時に大学でちょろっと聞いたことがあったので、ぜひやってみたいと思ったのです。

この箱は、男の子か女の子か、2-4歳、5-9歳、10-14歳と区分がされていて、どんな子にこれを送りたいのか決めることが出来ます。送れるものは、衣類や装身具、お菓子、文房具かおもちゃと限りがあります。
どれなら喜んでくれるかな、実用的なものがいいかな、でもやっぱりお菓子とかあった方がうれしいよね…。土曜日を丸一日費やして、プレゼントを選びました。いや、人のために贈り物を選ぶって本当に大変ですね。

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完成です。思い切って帽子、マフラーや手袋、お菓子に文房具とあげられるものはたいていの種類をつめこんでみました!
これをインターナショナルオフィスに届けてミッションコンプリートです。
願わくは、これを受け取った顔も名前も知らないその子が少しでも幸せを感じられますように。

そういえば、世界一と名高いニュルンベルクのクリスマスマーケットに行ってきたので写真をあげておきますね。

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グリューワインという、暖かいワイン。各地でカップのデザインが違うので、ぜひともいろんなクリスマスマーケットを回って集めてみることをお勧めします。いい思い出になりますよ。

ちなみに、バイロイトはこんな感じです。↓

 

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高いところから。この屋根全部が屋台です。でかいです。

 

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レープクーヘンという、クリスマス定番のドイツ菓子です。シナモンなどの香辛料とオレンジやレモンの皮、ナッツ類が入っています。

 

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家型のレープクーヘンは、ホイスヒェン (Häuschen) 、プフェッファークーヘンハウス (Pfefferkuchenhaus)というそうです。

 

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フラオエン教会とともに。

 

 

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きらきらしてました。

バイロイトのクリスマスマーケットを見ただけでも、「すごい!」とか思っていたのに、ニュルンベルクはその比ではありませんでした。心が震えます。さすがは世界一!アドベント期間中にもう一度行く予定を立ててしまったほど、感動しました。

最後に。

 

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キャンドルです。ドイツではこれまた定番のクリスマスグッズです。
香り付きが多くあって、今の期間はシナモンやオレンジ、リンゴなどが混ざった「クリスマスの香り」(時々レープクーヘンの香り、とも書かれていたりする)が売られています。
これはオレンジとシナモンの香りです。火は暖かく、時折オレンジとシナモンのいい香りがふんわりと漂ってくるのがいい感じです。

では、今回は短いですがここらで締めます。明日から三日間ミュンヘンに行くので、早く寝なければ(苦笑)

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

T.Y 02.12.2016 7:51

上智大学ドイツ語学科学生チーム

上智大学外国語学部ドイツ語学科在籍中の大学3年生(2019年4月現在)。2018年夏学期〜2019年夏学期 までドイツ各地に留学中。
真野 萌(Bonn)
大橋 ふみな(Heidelberg)
磯貝 理津子(Freiburg)

上智大学ドイツ語学科学生チーム