先週月曜日、小雨降る羽田空港にガウク連邦大統領が初来日。

一行のリストには、ボクにとって懐かしい2人の名前が。
それはフィーツェさんとウレーアさん。

フィーツェさんは以前東京のドイツ大使館と当時神戸にあったドイツ総領事館に外交官として赴任、ドイツ外務省に所属してるんだけど今は大統領府で働いているんだ。
相変わらず日本語が達者で、東京のことも京都のこともよ〜くご存知♪
今回の大統領訪日プログラムの責任者ですニャ=^_^=

そしてもうひとりがウレーアさん。
ウレーアさんは2004年に司法修習生としてドイツ大使館で研修。
職員さんとボーリングした楽しかったアフターファイブのことをよく覚えていたよ♪
あれから10年余、今は大統領府で報道官として働いているんだ。

スゴイ出世！
総領事館で研修中のトーマスもウレーアさんの経歴に興味津々。

今回は一緒に同行する記者のみなさんに、取材に関する連絡事項を伝えたり、ガウク大統領の発言に関する情報を伝えたりと、報道関係のとりまとめ。
久しぶりの日本を懐かしむ時間は無かったかも・・・
ぜひプライベートでゆっくりとまた日本に来てニャ=^_^=



他にも2011年のヴルフ前大統領来日時に同行したカメラマンさんや、昔々のヘルツォーク元大統領来日時に同行したドイツ警護官など、懐かしい面々とも再会♪



ガウク大統領は東京、京都、長崎を今回ご訪問。
東京では天皇皇后両陛下、皇太子殿下にお会いし、安倍首相、大島衆議院議長、小池東京都知事、有識者のみなさんと会談、早稲田大学では講演と充実したプログラム。


そして大使館アトリウムでは「わたしのドイツ」を鑑賞され、特別に集まってもらった受賞作品を描いた若きアーティストたちと交流。
そして長崎への千羽鶴を東京横浜ドイツ学園の生徒さんから受け取ったんだ。


京都では紅葉の銀閣寺を訪問。
京都大学では学生と対話、シーボルト賞の授賞式に出席。
ゲーテ・インスティトゥートのヴィラ鴨川ではアーティストのみなさんと交流したんだ。


ドイツの現職大統領として初めての訪問となった長崎では、日本二十六聖人記念館、カトリック浦上教会、平和公園、そして長崎原爆資料館を訪れたんだ。
長崎原爆資料館では、見学して胸を詰まらせ涙するジャーナリストも。
被爆者の方との面談も果たしたガウク大統領は、「強烈な過去との遭遇だった」と語り、悲惨な経験を繰り返してはいけないと話されたそうです。


「わたしのドイツ」鑑賞後、アトリウムの隅でことの成り行きを見守っていた保護者を見つけては、自ら歩み寄り素晴らしい作品の作者である子どもさんに対しての祝辞を述べられ、
銀閣寺では大統領車列到着時に周りにいたみなさんに気軽に手を振り言葉をかけられ、
浦上教会では沿道に集まった人々に歩み寄り握手をされるなど、とても自然で優しいガウク大統領。


充実した日本での5日間のプログラムを終え、雨の長崎空港からベルリンに帰っていったんだ。



ガウク大統領来日プログラムが無事終えられたのも、日本の外務省のみなさん、警察関係者、空港関係者の密な連携と、宿泊関係、訪問先の周到な準備、そして一行の移動手段として欠かせない運転手のみなさんの安全運転があったからこそ！
みなさん、ニャんけしぇん=^_^=



ワンちゃんもご苦労さま♪

ガウク大統領をお見送りした後、フォン・ヴェアテルン大使と長崎ちゃんぽんを食べに行くと・・・



あれっ、ガウク大統領も長崎ちゃんぽん召し上がったのかニャ？=^_^=

(23. November 2016)

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