Saarland生活、くまと触れ合う日々
どうも。私だけ授業や事務手続きを書かないから、現実逃避していると心配されているんじゃないかと心配なSaarland留学中の石川です。
私事ですが、この間ザールラント州に来て一月、ていうか二月経ちました。日本のにおいもすっかり消え、今ではスーパーのNettoで買ったファブリーズと炭酸入りレモネードのフレーバーが身体から漂っています。
映画「魔女の宅急便」のキャッチコピーの深さに最近しみじみしています。ドイツの事務作業は他の人が書いている通り、滞ることが多いです。そこは日本が恋しくなる時もあります。
でもなんか二ヶ月だけだけど私もちょっと変わったかなって思います。T.Yさんに触発されまして、私は変わった事をリストアップしてみたいと思います。
1:果報は寝て待て〜実践編〜
これが一番大きいかなと思います。さっき言ったみたいにドイツでは事務作業が滞る事が多いです(大事な事なので2回)。今も外国人局からのビザ発給を2ヶ月待っています。仮滞在許可は延長できますけどねえ...普段なら大パニックになっていたのですが、最近はもう「これはドイツだ」みたいに気にしないようになりました。大学だったり周囲の人が優しかったり、なんだかんだ言ってみんなこれを超えるともうアウト、みたいなラインは守る事が多いのも理由かなと思います。
2:日本食へのノスタルジーがほとんど無くなる
日本から日本食を持ってきたんですが、何かあんまり食べていないです。ザールブリュッケンは日本食があんまりにも少ないからだんだん食べたくなくなります。これは多分日本に帰ったときのスシロー20貫の味わいを最高潮にするために、体がセーブしているんだと思います。でも今のままだと多分、ヒゲを生やしてドイツのくまさんになってしまうのかなと思います。(注:ノスタルジーが消えたからといって語学力の伸びは保証できません)
3:ヤンキー、元ヤンみたいな人への耐性がつく
ドイツ全土がそうであるかどうか分かりませんが、ザールラントは多いです。若い人はまだしも、40、50代ぐらいのおじさんおばさんまで。パンキッシュでおしゃれな人もいれば、15年前のヤンキーじゃねえかみたいな人など、ちょっとロックな感じです。来た当初はフランスっぽいなあと思っていたのですが、やっぱり人はドイツなのかな?
ちなみに私のファーストコンタクトは保険会社の人です。着いてすぐに保険に入ってくださいと言われ、AOK(保険会社)のオフィスに行ったら、中にはくまみたいに大きくて、タンクトップで腕に大きなタトゥーを入れてピアスも開けちゃっている系男子がいました。最初「大学にもこんな人が通っているんだ...」と思ったのですが、その人が「今日は加入ですか」と聞いてきたので、「(||゚Д゚)あ...詰んだ」とビクビクしながら答えていました。まあ、仕事はすごい早かったし優しかったので(一番滞りなく進んだ事務作業は保険加入)、これがあったから、もう隣がパンキッシュでも驚かないなと思います。担当者さん本当にインパクトがすごいので写真に撮って見せたいです。
ここにいていろいろ変わったなと思いますけど、元来の雑さと引きこもり体質はあんまり変わってないかなと思います。
余談ですが、11月1、2、3日は私たちの大学、上智大学でソフィア祭という学園祭があります。あんまり宣伝すると怒られそうなのですが、外国語学部を有しているだけあって色々な国(もちろんドイツもあります)の展示、パフォーマンスがあって楽しそうかなと思うので、ご興味があれば是非いらっしゃってください。
29. Oktober. 2016 石川輝