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バイロイトのこと/私VS手続き

バイロイトのこと/私VS手続き

こんにちは。T.Yです。お久しぶりです。いや、そんな事言える方がいらっしゃるのかは分かりませんが(笑)
ただ今、私はバイロイト大学の寮の部屋で一人このブログを書いております。
バイロイトに到着して二週間弱、徐々にここでの生活サイクルが出来上がりつつあります。

本当は今回、バイロイトに着くまでのドイツ南下旅について載せようかと思っていたのですが、ようやくバイロイトで大体の手続きを済ませ一息つけたので、バイロイトについて、またその手続きに関しての事などを先に書いてしまいたいと思います。

まずは、私が今留学しているバイロイトについてご紹介。

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バイロイトは、バイエルン州北部のオーバーフランケン行政管区の一都市です。周辺に大都市はあまりなく、最も近い大都市であるニュルンベルクへは電車で一時間弱、州都のミュンヘンまでは電車で二時間ほどかかります。バイロイトは旅行の際の交通は不便だと聞いていますが、まだ他都市に行く機会がないので今のところそんなに実感はありません。

バイロイトはとても小さな街で、デュッセルドルフと違いバスや電車はあまり発達していません。勿論あるにはありますが、そんなことしなくても頑張って歩けば市街地にはすぐ行けてしまいます。私の寮からバイロイトの中心街までは徒歩三十分で行けます。…徒歩三十分は長い?いやいや、慣れてしまえばもっと早く行けるし、一本一本の間隔が長いバスを待つより歩いて行ってしまう方がよっぽど効率的です。

当初、私は「バイロイトは小さい街=そんなに発展してない、生活が不便そう」という偏見をずっと抱いていました。しかし、暮らしてみるとそんなこと全然ありませんでした!市街地は、本当に発展しています。古めかしい美しい街並みに加え、通りにはスーパーマーケット、レストラン、カフェなど様々なお店が並んでいます。ユーロショップ(日本でいう100円ショップ)もありますよ!

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で、その近くに大型ショッピングモールがあったのは、本当に驚きました。ロットマンセンターといいます。その中にも様々なお店があって、何度来ても飽きません。また近いうちに探検しに行こうと思っています。

 

さて、ここからはバイロイトに着いてからの手続きの流れを紹介したいと思います。

①住民登録
まず留学して長期滞在をするなら、住民登録をしなければなりません。要予約です。登録する場所は都市ごとで違うとは思いますが、大体Rathausと呼ばれるところですると思います。
私は、留学前に学校から「住民登録には、専用の申請用紙や賃貸契約書、家主の証明書などいろいろ必要」と言われていたので、面倒だなーと思っていました。
けれど、いざバイロイトのRathausに予約をして行ってみると、必要だったのはパスポートだけ。後は「どこで生まれたか」とか「宗教は何か」、「結婚しているか」という簡単な質問に答えただけで、住民登録表を手に入れてしまいました。所要時間約15分。ええー、そんな簡単でいいんかい!?と心の中で思わず突っ込んでしまいました。
バイロイトは留学生を多く受け入れているので、もう外国人の住民登録なんて慣れっこなのかもしれませんね。

②健康保険
次に、健康保険の申し込みをしました。ただ、これに関してはかなりラッキーだった部分が大きいです。インターナショナルオフィスの人に手続きの手順を聞きに行った際、運よくそこに健康保険の担当者さんがいて、流れで手続きを済ませられたのです。
健康保険は、学校から指定されたものに入りました。TKというもので、保険料は月額約80ユーロです。
健康保険は恐らく大学で手続き出来ると思うので、まずは担当者がいるのか、いるならいつどこにその人がいるのか確認することをお勧めします。

③銀行口座の開設→入学料の振り込み
これに一番手間取りました。
というのも、私と友人は先週の月曜日にSparkasseという銀行で口座開設の予約をしていたのですが(銀行も予約必須ですよ)、当日行ってみるとその担当者が病欠で休み、私達を担当できる人がここにはいないので今日は無理、と言われたのです。
いや、私達ちゃんと予約してきたのに!一人ぐらい手の空いてる人いないわけ!?おかしくない!!?心の中で思わず荒ぶりました。
(名誉のため言っておきますが、私達と話をしてくれた銀行員さんは、非番の人に幾人か電話をかけて担当代理を探してくれてました。でも見つからなかったようです。)
なので、結局予約は金曜日まで繰り越しになってしまいました。
口座を開いて入学料を払い、その支払い証明書をもらわないと、大学に登録するための書類が揃いません。早く大学に登録しないと、生徒証がもらえず、授業登録も出来ないので、すごく焦りました。
でも、金曜日に受け持ってくれた担当さんがとてもいい方で、口座を手早く開いた後、私達が入学料を払う手続きも手伝ってくれました。おかげで、大学登録のために必要な書類を全部揃えることができました。担当者さんには感謝してもしきれません。友人と二人、抱き合って喜びました。それぐらい嬉しかったんです。

④大学への登録
これは、銀行口座が開いた金曜日の午後にやりに行きました。必要な書類は以下の通り。

・入学許可証のコピー
・パスポートのコピー
・入学料支払いの証明書
・パスポート写真
・健康保険の証明書(ドイツの健康保険)

この手続きも、普通にインターナショナルオフィスの人に書類を渡して、自分の事についての基本事項を別書類に記入すれば、それで終わりでした。

バイロイトにやってきて約10日、ようやくビザ申請以外の大きな手続きが完了しました!
後は、生徒証がくるのを待つのみです。
大学登録を終えた金曜日の夜、友人と二人で市街地にあるおしゃれなイタリアンレストランに外食しに行きました。大体の手続きが完了したお祝いです。

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ビールはピルス。0.4ℓと日本人にはなかなかに多い量ですが、これが一番小さかった…。ドイツ人の肝臓本当にどうなってるんでしょう。

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夕食はパスタ。チキンとズッキーニ、キノコが入ったクリームパスタです。
やはり量が多い。でも美味しい!

友人と二人で、無事手続きが済んだことを喜び合いました。

 

さて、一連の手続きを通して、私が学んだことは、

・日本でやれることは日本でやっておくべき。(入学料の支払いとか。ドイツでは最小限の手続きで済ませられるようにした方がいい。)
・まずはインターナショナルオフィスで諸手続きの手順を聞くべき。(ドイツで書類をそろえないと手続きできないものもあるので。それにインターナショナルオフィスで聞いた方が、事前に紙面で指示された以上に細かく教えてもらえる)
・予約は早くしておくべき。(他の手続きをするための余裕をもっておくことが大切。担当者不在などで予約が反故になって、時間的に追い詰められたりするから!私みたいに!)

こんなところです。ドイツでは早め早めの行動を心がけることが大切だということが骨身に沁みました。

 

それでは、今回はここらで締めます。次回は、ここ2週間のうちにあったトラブルなど書けたらな、と思っています。
長々と長文失礼しました。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

T.Y 2016.10.16 23:24

上智大学ドイツ語学科学生チーム

上智大学外国語学部ドイツ語学科在籍中の大学3年生(2019年4月現在)。2018年夏学期〜2019年夏学期 までドイツ各地に留学中。
真野 萌(Bonn)
大橋 ふみな(Heidelberg)
磯貝 理津子(Freiburg)

上智大学ドイツ語学科学生チーム