ドイツ一週間南下旅!①
Y.Tです。デュッセルドルフにて約一か月間の語学学校の授業を終了し、私はついに在外履修先のバイロイトに向かうことになりました。
さて、そのバイロイトですが、この都市はドイツ南部、その国最大の州であるバイエルン州にあります。一方、現在私がいるデュッセルドルフはドイツ西部のヴェストファーレン州。つまりは、デュッセルドルフからバイロイトに行くには、なかなかの長距離を移動しなければならないという事になる訳です。
おまけに、何故かバイロイト大学のオリエンテーション期間が三日ほど遅れる事になり、それに合わせて入寮日も三日遅くずれ込んでしまいました。
よって、共にバイロイトに留学する友人と相談した結果、入寮日になるまでの計一週間、主な観光都市を回りながらバイロイトまで南下していくことを決めたのです!!
9月28日、遂にデュッセルドルフの寮を引き払い、1週間の南下旅行にでかけます。
さよなら、デュッセルドルフ!(写真は中央駅)
そして私達が降り立ったのは、ケルンです。ケルンは2週間前に一度来た事があって、その時あの有名な大聖堂、恋人達が永遠の愛を誓って錠前をかけるホーエンツォレルン橋などを見ました。
写真は、もうすでにあがっているので割愛です。
なので、この日はケルンではなく、フランスとベルギー国境近くのアーヘンを観光しに行きました。
電車で1時間ほど揺られていれば、アーヘンのHauptbahnhof(中央駅)に到着です。
この時すでに午後6時半。アーヘン大聖堂を見に行くことがこの観光の最大の目玉だったのですが、なんとそこは午後7時で閉まってしまうとのことだそうで。大急ぎで向かいました。なんとか間に合いました。
荘厳です。
その他にも、魚を持っている少年の像、Puppebrunnenという文字通りの人形噴水を見てきました。この人形、自分で手足や首を動かすことも出来るんですよ。あまりかわいくないですが。というか、怖いですが(笑)
本当はアーヘン名物のクーヘンを買いたかったのですが、店がすでに閉まってしまっていたので断念。
1日目は、これにて終了。
2日目。この日観光場所として選んだのは、ベートーヴェンの生地として名高いボンでした。
この日も午後からの観光だったので滞在時間は三時間程でしたが、名所はたくさん見られました!
まずは、ミュンスター教会。ロマネスク様式のカトリック教会です。
それから、星の門Sternstorと呼ばれる過去の城壁跡。
市庁舎。
市庁舎がある大広場ではマルクトが開かれていて、宣伝文句を叫ぶ店員さんの声が飛び交う活気あふれた場所でした。野菜や果物が新鮮で美味しそう。
そして、一番の目玉、ベートーヴェンの生家です。中は撮影禁止だったので、外観だけですが。
ボンはベートーヴェンに所縁のある場所が多いので、音楽好きの方にとってはまさに聖地でしょう。私の友人もクラシックが好きなので、ボンに来られて喜んでいました。
午後5時頃、私達はバスに乗って次の目的地であるフランクフルトへ向かいました。
初の州越えです!日本で言うなら、県越えですね。
果たして、新たな地域で私はどんなものと出会えるでしょうか。
この旅を通じて感じたのは、人に助けてもらえることの有難さです。
私はこの旅で、自分が持ってきた荷物を全部持ち歩いています。大きなスーツケースにはデュッセルドルフで買い込んだ日本の食品がいっぱい詰まっていて、その分入らなかった荷物はもう一つのボストンバックに詰め込んでいたのでまたこれもパンパンに膨らんでいました。
それを引きずりながら歩くのは想像以上に大変でした。ちょっとした段差や石畳の隙間に引っかかったり、駅構内ではエレベーターがなくて階段を上らなければならなかったり、雨が降ってきたりと、困難に何度も直面しました。
しかしその都度、通りすがりのドイツ人が手を貸してくれました。彼らは困ったようにしている人を見ると、すっと助けてくれてすっと去っていきます。本当にかっこいいです。
ドイツ語をマスターするのは当たり前ですが、そんな風にさりげなく救いの手を差し伸べられるような精神力をここドイツで身につけるのもある意味一つの目標になっています。
もちろん、一緒に旅をしている友人も何度も助けてくれました。皆さん、本当にありがとうございます。
こうしてたくさんの人に支えられながら、旅はまだまだ続きますが、今回はここで締めます。
続きは、また次回に。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。
Y.T 2016.10.05 6:52