環境保護は身近なところから。食品「ゴミ」、美味しく頂きました!
毎秒、約313kg。
これはドイツ国内で廃棄されている食料品の量です。(
前日の売れ残りのパンや、黒くなったバナナ、
工夫すれば、
大量の食品ゴミは、何でも簡単に手に入る“豊かな”
ベルリンでは食品ゴミを減らすために、
その1つが7月にオープンした「レストロス・グリュックリッヒ」
大手オーガニックスーパーチェーンから、週に2回、
このレストラン、実はスタッフのほとんどがボランティア。
「この店の現場を体験すれば、廃棄処分されるはずの「ゴミ」
「よーし、私も実感したい!」というわけで
私もボランティアスタッフに名乗りを上げ、
事前に食品衛生許可証を取得し、14時からのシフトに入ります。
かわいいピンクのエプロンを貸してもらい、
陽気なコックのダニエルさんとデニスさん、
ニコールさんは、アメリカ出身。
ダニエルさんやデニスさんにお手本を見せてもらいながら、
古くなったサラダ菜の茶色い部分を取って、水洗い。
サイコロ状に切って卵やチーズ、
「固くなったパンは、
外側はカリッ、中はふわふわで美味しい~!
私やニコールさんがモタモタしていても色んなものを試食させてく
18時のオープンに向けて、
ディップを準備しながら、
ここで大量に使われているチョコレートの賞味期限は来年の1月。
理不尽な話です……。
……そして18時、シフト終了!
ボランティアスタッフには、ドリンクと食事が支給されます。
古いパンのマフィンを添えたサラダ、パンチップスとディップ、
コーヒーはベルリンの焙煎所の真空パックのもので、
ドイツ政府は2012年に、
食料品に限らずゴミを減らすことは、
たった数時間ではありましたが、
リーズナブルで美味しいご飯を食べに、もしくは働きに。
あなたもレストラン「ゴミをなくして、ハッピーに!」
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http://restlos-gluecklich.
スタッフとして働きたい方は、mitmachen@
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河内秀子(かわちひでこ)
東京都出身。2000年からベルリン在住。
ベルリン美術大学在学中からライターとして活動。雑誌『Pen』