ベルリン観光の際には必ず立ち寄りたい!ドイツらしさを感じられる「ポツダム」で春を満喫
どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。
もうすぐゴールデンウィークですね。ドイツ大使館のブログであるYoung Germanyをご覧になっている方は、ドイツに関心のある方がほとんどだと思います。もしかしたら、今回の休暇中にベルリンを観光する予定のある方もいるかもしれませんね。
私は個人的に、ベルリンの魅力とはその「国際色の豊かさ」だと思っています。前回紹介したベルリンの中のアジア、「ドン・シャン・センター」なども良い例です。
ベルリンにいると、逆に日本人がよく思い浮かべる「ドイツらしさ」に出会うことが難しかったりするくらいなのです。例えば、日本でもよく名の知られた「オクトーバーフェスト」はベルリンのカルチャーではありません。
ベルリン出身のドイツ人の友達は、オクトーバーフェストに行ったこともなければ、日本で人気の「バームクーヘン」さえ食べたことがないという人までいるので、こちらに来たばかりのとき、私は本当にビックリしました。
そして、ベルリンの町並みも多くの日本人が思い浮かべる「お城」の風景やかわいくて低い建物が建ち並んでいる中世風の景色とはすこし違います。
ベルリンはドイツの実験的でインダストリアルな要素が詰まった、ほかのドイツの都市とはまったくちがう場所なのです。
そんな特殊な街であるベルリンが大好きですが、あまりにもドイツらしくなくて、時々「自分は本当にドイツにいるんだろうか?」と思うこともあります。
そんな時には、電車で行ける隣街のポツダムに行くとまったく違った体験をすることができるんです!
先日、ポツダム在住のブロガーである千香さん(Sci-Tech-Germany)とマナさん(Manablick)にポツダムを案内してもらったので、私たちが廻った場所を少しご紹介したいと思います。
天気が良い日のポツダムは、本当に最高!
町並みがすごくきれいなので、歩いているだけで目に飛び込んで来るものすべてが新鮮で楽しい!でも、せっかくポツダムに来るなら自転車でサイクリングがおすすめです。
今回私たちも自転車で街中を散策しました。緑もたくさんあるので、こんな風に森のなかを自転車で駆け抜けるのはかなり清々しい!
休暇でベルリンに来られる方は特に、ポツダムでのサイクリングはリフレッシュできるのでおすすめです。
フランス風のケーキが食べられるカフェ「La Maison du Chocolat」で白アスパラを堪能。
さすが、旬だけあって美味しかったです!このお店は店内のインテリアが映画の世界かと見間違うほど素敵なので、外国にいる気分を味わいたい人にはぜひおすすめしたい場所です!
【住所】Benkerstr. 20 14467 Potsdam
ポツダムはもともと旧東ドイツ。写真のグリーニッケ橋はハーフェル川にかかる橋で、この先を行くと西ベルリンへ突入します。
東西の冷戦時代は閉鎖されており、一般人は立ち入りが禁止されていたそうです。ここからハーフェル川を泳いで西ベルリンへ逃亡を試みようとした人もいたと聞いてビックリです。
今はこんなすてきな場所で、どこかロマンチックな雰囲気さえありますが、当時の壮絶さを想像すると、正直今の平和なドイツとのギャップを消化しきれない自分がいます。
ポツダムに詳しいチカさんとマナさんが連れて行ってくれたこのカフェ、「HEIDER」もドイツらしさを感じたい人におすすめです!
なんでもここは冷戦時代、政府の悪口を言えない鬱憤のたまったインテリ達が集まっていたカフェなのだとか。
冷戦時代の東ドイツは身近にスパイがいたので、うっかり政府の悪口を言ったらいつ監獄送りになってもおかしくない状況だったのです。(ベルリンにあるStasi Museumでスパイについて学ぶのも面白いですよ。)
鬱憤のたまった学生たちが集まっていたので、とてもクレイジーなことが行われていたようですが今はそんな面影もなし!純粋に、インテリアがアンティーク調の雰囲気あるカフェになっています。
【住所】Friedrich-Ebert-Straße 29, 14467 Potsdam
メジャーな観光どころだったので今回は紹介していませんが、ポツダムにはガイドブックにも必ず載っている有名なサンスーシ宮殿もあるし、そのほかのお城もあります。
ベルリン観光に来る予定のある方はぜひポツダムまで足を運んで今回紹介したお店や場所をチェックしてみてはいかがでしょうか?
【 wasabi のプロフィール】
2014年獨協大学を卒業後フリーランスのライター・翻訳家としてドイツ・ベルリンを拠点に活動中。ブログ「WSBI」ではより詳しいワーホリ関連情報やフリーランス関連情報、ライフスタイルを毎日発信中!