ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

ドイツワイン飲み比べ

©picture alliance / Arco Images GmbH Ship on river Moselle, at Kesten and Filzen, Rhineland-Palatinate, Germany / Mosel

ドイツワイン飲み比べ

ドイツ総領事館に居候しているリョウちゃんからメールが届いたよ♪
今日の話題は・・・=^_^=




総領事館から歩いて1分のカフェ「The Place」の前を通りかかると、「本日貸切営業」と書いてある。
ドイツワイン輸入商社のヘレンベルガー・ホーフさん主催のドイツワインパーティーだ!

今回はヘレンベルガー・ホーフさんのプロジェクト「3本の樹のオーナー」(ドイツ・モーゼル川の畑の3本の葡萄の樹のオーナーとなり、そこからできたてのワインが届く♪)の畑を引き受けているWinzer(ワインぶどう園経営者・醸造家)のホルガーさん来日を記念し、彼のお話を聞きながら様々なドイツワインを飲み比べるんだった(=^p^=)

この日のパーティーには、ホルガーさんところのワインだけじゃなく、ドイツのワインが、ゼクト(ドイツのスパークリング・ワイン)、白、赤、ロゼと勢ぞろい。
葡萄の種類も、ドイツの代表格リースリングから、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)、ジルヴァーナ、ミュラー・トゥルガウと、とってもドイツなラインナップ♪

今回来日したホルガーさんはモーゼル川のケステンという小さな村(人口約350人!)に畑を持ってるんだけど、このモーゼルのワイン畑は急勾配なことで有名で、全然機械化がされてない。
なので、収穫の時期には、みんなが収穫した葡萄をかごに集め、それを背負って、急勾配の畑を登ったり降りたりするんだって。
しかも背負う葡萄の量は50kg!

でも、ホルガーさんはこの収穫作業が大好きなんだって。

「お天気のいい日の収穫作業はまるでUrlaub(バケーション)だよ」って。

そっか気持ちいいのかぁ・・・ってちょっとしてみたいニャンって思ってたら、昔はこの収穫作業はドイツ人の若者の典型的なアルバイトだったんだけど、短期間のうちに全部収穫してしまわないといけないからすごくハードで、三日ほどしたらもうクタクタ。
最近はドイツの若者も重労働嫌いで、この収穫作業のヘルパーさんをポーランドから呼ぶんだって。

それでなくても難しい収穫時期の見極めなのに、その1週間前ぐらいからヘルパーさんを手配しないといけないから、もっと大変。
おまけに、ドイツワイン市場を守るために新しく法律ができて、1haあたりのワインの量の上限が決められ、葡萄が大豊作でワインがいっぱいできても、上限を超えるワインは市場に出せず、自分たちで飲むか破棄しないといけないんだって・・・

と、色々なお話を聞いていると、ホルガーさんからのサプライズ!
ホルガーさんところのTrester(蒸留酒)が登場!

ホルガーさんは今回の来日で、東京・名古屋・福岡・大阪と様々な会を開いたんだけど、大阪が最後ということで、全部召し上がれ!だって(=^o^=)/
全部って言われても40度以上もあるこのTrester、一口飲んだら、口が火を噴いたニャン!

ヘレンベルガー・ホーフの山野さん曰く、「ワインは口で味わうものだけど、そのワインの背景やその土地の文化を知ることで、味わいは変わりますよ」だって。
ニャるほどぉ。
そう考えて飲むと、もっと美味しく感じられるニャン。

(14. April 2016)



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