サムライと会った大臣
2009年から2013年までドイツの外務大臣を務めたギド・ヴェスターヴェレさんが3月18日に白血病でお亡くなりになりました。
まだ54歳でした。
2001年から2011年までドイツの政党FDP(Freie Demokratische Partei、自由民主党)の党首を務め、第2次メルケル内閣では外務大臣に加え副首相も兼務(2009-2011)。
日本には2010年に来日、その朗らかな笑顔がとても印象的で、アトリウムに大臣を迎えて達磨の目入れをしてもらったっけ♪
東日本大震災後の4月にはドイツを代表して緊急来日。
トンボ帰りの強行日程の中、時間を作って大使館職員からも話を聞く。
「弱音を吐かず精一杯今やれることを黙々とやる」と話すサムライの話に耳を傾け、帰りの車の中で当時のシュタンツェル大使に感想を漏らす・・・
「日本人がこんなに頑張るのを尊敬します。」
翌2012年にはアフガニスタンに関する東京会合に出席するためにニーベル経済協力・開発大臣とともに来日。
でも翌年2013年の連邦議会選挙でFDPは議席を失いヴェスターヴェレさんは外務大臣を離職。
その後2014年に白血病が発覚して闘病していたんだ。
ヴェスターヴェレさんは自ら同性愛者であることを表明。
2010年来日の際はパートナーと一緒に日本にやってきたんだ。
ご冥福をお祈りします
(22. März 2016)
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